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近年増加する暴行傷害事件認知件数と低下するその検挙率・・・しかし、   

例えばテレビのニュース番組・ワイドショーの映像の中、あるいは新聞紙面に下のグラフが掲載されていたら、どのように感じるでしょうか?
暴力犯罪が2000年から急増するとともに、検挙率も低下し、治安が悪化していると感じるのではないでしょうか?


hanzai-2

このグラフは、『犯罪不安社会』という本に掲載されていたもの(P.23)で、警察庁の統計に基づいた統計データです。

上のグラフは、検挙率と認知件数を同時に表していますが、片方だけのデータでも、それは十分に治安悪化の根拠として説得力をもつものになると思います。つまり、「暴行・傷害事件が近年急増している」、または、「検挙率が年々低下している」というデータだけでも、不安を感じさせるのには充分ですから。

先日実家に帰ったとき、テレビで殺人事件のニュースを見た親が、「嫌な世の中になったなぁ」と言うので、「そんなことないよ、昔の方が今よりも云々」と説明しましたが、今ひとつ納得してもらえませんでした(汗)。もし、そんな親がこのようなデータを何かで見たとしたら、「ほら見ろ、やっぱり最近の方がひどいじゃないか」と確信してしまうに違いないでしょうね。

あるいは、過去エントリー「戦前の日本の少年犯罪、そしてメディアリテラシー」や「去年(2007)は殺人(認知)件数が戦後最低を記録」を読んでいただいた方なら、「少年犯罪は減っても成人の犯罪は増えているのか?」とか「殺人事件は減っても暴行障害が増えているのか?」などと推測されるかも知れません。

まぁ、私がこのblogで意味ありげにこのグラフを紹介するからには、鵜呑みしてはいけないんだなと思う方も少なくないと思いますが(笑)、では、どのように解釈したらよいのか、なぜこのような統計になるのかについて・・・・・は、今日はもう眠いので次回へ・・・。

■次回エントリー
警察統計の見方


■関連過去エントリー
戦前の日本の少年犯罪、そしてメディアリテラシー
去年(2007)は殺人(認知)件数が戦後最低を記録

■参考書籍

犯罪不安社会 誰もが「不審者」? (光文社新書)
犯罪不安社会 誰もが「不審者」? (光文社新書) 浜井 浩一

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コメント

丁度このようなデータを探していたところだったのでとてもありがたいです。殺人事件が減ったことが医学の進歩とどの程度相関性があるのか、個人的に気になっていたので参考にさせて頂きます。傷害の認知件数が2001年を境に急激に増えているということは、その前年にポイントとなりそうな出来事がありそうですね、しかも容疑者の特定がし辛い。近年認知されて容疑者の特定がし辛い傷害事件ってなんですかね?・・・被害者が神経質になって個々の事件が小規模になるとこのようになるのかもしれませんが。見ようによっては、今までの傷害事件は今まで通りの検挙率を保っているようにも見えるので過度の心配はいらないのかもしれません。

これからも頑張ってください

政治や歴史認識などのカテゴリーも一通り読ませていただきましたが洞察力や探究力、徹底した客観主義には脱帽の一言です。さきほど「警察統計の見方」を読みました。なるほど、桶川のストーカー事件が契機だったと考えられるのですね、警察が事件として受理していなかったのですね。結果としては自分の考えとほぼ同じようなことでしたが、とても分かりやすい論立てで大いに納得できました。今の自分ではこれほど分かりやすい説明はできないでしょう。「警察統計の見方」の後に自分のコメントを見た時は、いくら推論とはいえ論立てが稚拙すぎて笑えました。他人のブログというものはあまり見たことがなかったのですが、今後はご贔屓させていただきます。

コメントありがとうございます

■nanashiさんへ

はじめまして。

お褒め頂いて恐縮ですが、ほとんどが読んだ本の受け売りなんですよ。
なのであまり期待しないでください(笑)
でも気軽にコメントして頂ければ嬉しいです。

あと殺人事件減少と医学の進歩の相関性は私も気になっています。
秋葉原通り魔事件でも被害者のタクシー運転手の方が、意識不明状態から無事に回復されましたが、一昔前だったら、加藤容疑者による殺害者数は一人増えていたかも・・・。
とは言っても、殺人事件では遺体が発見されてから捜査開始となることも多いので医学の進歩はあまり影響ないかなぁ、という気もします。

私が医学の進歩で考えてみたいのは、むしろ交通事故死亡者数の減少との因果関係ですね。近年交通事故死者が減少したのは厳罰化のおかげ、と、厳罰化の効用をうたう論調もありますが、医学の進歩や自動車の安全設計の進歩やエアバック搭載車の普及の効用を無視することもできないでしょうから。
しかも交通事故死者は事故後24時間以内の死亡者をカウントしていますから、救命治療で絶命までの時間が延びれば、結果的に亡くなっても、交通事故死者は統計的には減少となりますからね。

こういうのは色々考えて調べてみると面白いと思います。

私見で申し訳ないのですが、抗うつ薬SSRIとの関連はどうでしょうか。
このSSRIは副作用で暴力性や攻撃性が問題になっており、日本で解禁されたのが99年5月です。このSSRIは製薬会社の病気作りキャンペーンにより日本で爆発的に使用量が増加しました。そのため、本来服用するべきではない人まで不当に使用されているのが現状です。SSRIは脳に作用するもので、精神に影響を与えることは間違いありません。すべてSSRIが原因とは言えませんが、このような薬物が日本に流通した事も関連があると思います。

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