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週刊 『昭和タイムズ』がやっと昭和初期へ   

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「週刊○○○○」などでよくTVCMをやっているデアゴスティーニ(DeAGOSTINI)社が現在刊行中のシリーズの中に、 『週刊 昭和タイムズ』というのがあります。

私のような歴史のド素人が当時の世情を簡単に把握するのにはとても重宝 しています。

昭和時代の1年単位に一冊という構成で、毎週発刊されているのですが、どういうわけか発行順序が年代順ではありません。第1号が昭和39年、第2号が45年、第3号が34年・・・という感じ。


なぜ年代順に刊行しないのかがよくわからないのですが、やっと最近になって私が強く関心を持っている昭和初期の号が続くようになってきました。

さて、なぜ昭和の世情に関心があるのかといえば、それを把握しないと、「なぜ戦争したのか?」「なぜ国民は日米開戦を支持したのか?」などが見えてこないと思っているからです。 まぁ、そのあたりは別途書いてみるとして、『週刊 昭和タイムズ』最新号の昭和5年(1930)の中身をちょっと引用紹介してみます。

この年の重大な出来事としては、浜口雄幸首相狙撃事件やロンドン海軍軍縮条約締結、台湾で日本統治に反対したタイヤル族の蜂起で日本人が大量殺害された「霧社事件」とそれに対する徹底弾圧などがありますが、ここはあえて3面記事から拾ってみます。

まげフェチ小学生捕まる。

大阪市東成区で、頭のゴミを払うふりをして女性のまげを切り落とし、円タクで逃走した市内の小学校高等科2年生の少年が26日に捕まった。(略)早熟だった少年は前年夏ごろから「日本髪の特殊な魅惑」に発情。言葉巧みに近寄っては女性のまげをにぎるという行為を繰り返していたが、いつしか切り落とす快感を覚え、特に30代の女性ばかりを狙っていたという。
現代ではまげ(髷)の女性は、日常では滅多にいないので、当時ならではの事件ですが、特異な性癖を持つ少年は昭和初期にもいたという話ですね。

新商法!? ルンペンコスプレ会社摘発

大阪・道頓堀の千日前でたむろする路上生活者、いわゆるルンペン50人余りを警察が調べたところ、なんと全員同じ会社の社員だと言うことが判明した。驚くなかれ、この会社では、日当30銭でスカウトした人をルンペンに仕立て上げ盛り場で物乞いさせていたのである。経営者が常にタクシーで巡回監督し、1日5~6円ほどの稼ぎを巻き上げていたという。

去年あたりの、腕をシャツの中に隠して障害者を装った中国の物乞いの記事を見たのを思い出しました。

貧しさが生んだ悲劇 もらい子大量殺害事件発覚

東京最大級といわれた板橋の貧民街で、大量もらい子殺しが発覚した。(略)幼児の死が同地区で多いことを常々疑っていた警察が調べに乗りだしたところ、同じように殺害された子は約40人にも上っていたことが判明。
当時は中絶が認められておらず、不義密通などで生まれた”大人泣かせ”の赤子を同地区のブローカーが言葉巧みに50~100円の養育費であずかると、極貧生活を送る住民に10円ほどつけて渡していた。
里親たちは子どもにろくに食事も与えず餓死させる。うまく育ったら育ったで、男は炭坑府、女は娼婦として売っていたという。
当時の貧しさがうかがえる事件ですね。

人さらい増加中

警視庁によると、昨年度の誘拐事件件数が43件52人で、さらにこの年、迷子、誘拐の届け出がなんと1日平均7,8件にのぼることが判明した。誘拐された子のうち、6割は女児でおそらく売春宿に売られ、残り4割の男児は旅芸人に引き取られたと考えられている。
事実、7月には5歳の時に誘拐されて以来中国の曲馬団(サーカス)で働かされていた15歳の少年が、スキを見て逃げ出し警察の保護を求めるという事件も発生。東京では一応4歳児以下の路上での遊びは禁じられていたのだが、人さらいが数多く集まり、人身売買も盛んなだけに、、その対策に警察、親とも頭を悩ませ続けたのである。

えー、「最近子どもの犯罪被害が急増してる」とかいう話はなんなんでしょうねぇ。この時代に比べたら現代の子どもははるかに安全かと。


ほかにも東京杉並区で「近所をうろつく野良犬が男児の生首をくわえていた」という事件や、「走行中の列車内で突如ダイナマイトに火をつけて自殺した若者」の事件だとかが紹介されていました。

もちろん、紹介したような三面記事は『週刊 昭和タイムズ』の中では小さな記事で、もっと重要な政治・経済、事件、文化、スポーツなどが中心に構成されています。

ちなみに定価は一冊560円です。

定期購読して全巻揃えるつもりはないので、自分の関心のある年代だけ買っているのですが、Amazonなどでは扱っていないようなので、自主規制していた書店への出入り(衝動買い防止の為)を緩和せざるを得ないのが・・・(笑)
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