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外務省極秘文書「日本外交の過誤」-序文   

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前回予告したとおり、昭和26年の外務省極秘文書「日本外交の過誤」を、小倉和夫著『吉田茂の自問―敗戦、そして報告書「日本外交の過誤」』から転載していきます。

元々の史料にも誤記があるようで、この本ではその箇所に「ママ」と注記されていますので、転載にあたっても(ママ)と記入しておきます。

また、ブラウザ上での読みやすさを考慮して、私の方で適宜改行を追加していきます。また、私が重要と感じた部分は太字で強調していきますが、単に史料に目を通したい方は、強調部分は無視して下さいw。


満州事変以来の対外進出政策は、ついに敗戦という今日の悲運に日本をおとしいれた。何事が起るにも起るだけの原因があるのであり、そしてその起ったことが又原因となって次の果を生むというような見方からすれば、満州事変の勃発以来、太平洋戦争における敗戦に至るまでの一連の事象も、いわば必然の運命であったとも見られよう。

又、その時々の当事者の立場からすれば、、当時の情勢の下においては、それがなしうる最善のことであった、それ以外に道はなかったという弁明も成り立つ場合もあろう。

しかし、今日の結果からすれば、この期間における日本の対外策は、大局的にいって、作為又は不作為による過誤の連続であったということにならざるをえない。

又、今日の悲運は結局避けがたかったとしても、一々の事案について今日の目でこれを見れば、他にやりようがなかったともいい切れない場合が少なくない。

このような立場において、満州事変以来日本が歩いてきた道をふり返り、外交的見地から反省してみることとしたい。


附・対外関係重要事件年表
内閣及び外務大臣氏名 重要事件
   
昭 6. 4.14 若槻内閣、幣原喜重郎 昭6. 9.18 満州事変
       12.13 犬養内閣、吉沢謙吉 昭 7.1.28 第一次上海事件
昭 7. 5.26 斉藤内閣、内田康哉         9.15日満議定書調印(満州国承認)
  昭 8. 3.27 連盟脱退を通告
昭 8. 9.14                   広田弘毅  
昭 9. 7.  8 岡田内閣 昭 9.12.29 ワシントン軍縮条約破棄通告
  昭10. 3.23 北満鉄道譲渡協定調印
  昭11. 1.15 ロンドン軍縮会議脱退
昭11. 3. 9 広田内閣、有田八郎         11.25 日独防共協定調印
昭12. 2. 2 林内閣、佐藤尚武  
昭12. 6. 4 近衛内閣、広田弘毅 昭12. 7. 7 盧溝橋事件
           8.13 第二次上海事件
          11. 6 日独伊防共協定調印
昭13. 5.26               宇垣一成 昭13. 7.12 張鼓峰事件
        10.29              有田八郎  
昭14. 1. 5 平沼内閣 昭14. 5.11 ノモンハン事件
           7.26 米、日米通商航海条約破棄通告
           8.13 独ソ不侵略条約調印
          8.30 阿部内閣、野村吉三郎          9. 1 独軍波蘭進撃
                  (9.3 英仏、対独宣戦)
昭15. 1.16 米内内閣、有田八郎 昭15. 3.30 新支那中央政府成立
           6.10 伊、対英仏宣戦
         7.22 近衛内閣、松岡洋右          9.23 北部仏印進駐
           9.27 日独伊三国条約調印
  昭16. 4.13 日ソ中立条約調印
           6.17 日蘭印交渉打切り
           6.22 独ソ開戦
昭16.7.18 近衛内閣、豊田貞次郎          7.22 仏印の共同防衛に関する日仏話合
                妥結
           7.28 対米日資金凍結
       10.18 東条内閣、東郷茂徳          7.29 我軍南部仏印進駐
          12. 8 対米英宣戦
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