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本当に給食費未納は増えているのか?   

パンダマンさんのblog「凶悪犯罪増加の誤解を解くページ」の、「給食費未納保護者増加論は神話!?」というエントリーに反応。。

支払い能力があるのに給食費を払わない親が最近増えているかのような報道があって、モラル低下を憂いている人も少なくないと思いますが、果たしてそれは本当なのかどうか疑問に感じてはいたのですが、特に調べることもしていませんでした。

しかし、報道に疑問を持ってきちんと調べた人がいらっしゃった方がいて、それをパンダマンさんが見つけて紹介されていました。


「給食費未納問題」で問われるべきは文部科学省のモラルだ - 練習帳さん

たまたまブックマークしていたという産経の記事に対し、文部科学省の元データを元に、あざやかなツッコミ^^
こういう日本人のモラル低下を嘆く記事を書き、保守派の「美しい日本が失われつつある!」という危機感を煽るのは産経のマッチポンプじゃないのか?と、一瞬思いましたが、産経に限らずどのメディアも同じような論調だったという記憶もあるので、これは私の中のバイアスのせいでしょう(笑)


「モラルが下がって給食費未納」って「神話」じゃないの?|女子リベ 安原宏美

安原さんのブログは私の巡回先ですが、この記事を書かれた頃はまだ知りませんでした。
メディアリテラシー関係では参考になる記事を多く書かれていますので、安原さんのブログは参考になります。

なにはともあれ、給食費未納増加疑惑(?)について詳しいことは上記リンク先をじっくり読んでみて下さい。


■新しい造語で、最近の傾向と見せかける手法

最近はモンスターペアレントなる目新しい言葉も出てきて、いかにも最近の傾向のように感じられますが、実際はどうなんでしょうね? 昔からあったことなんじゃないのかな?って。

このように従来からあるものを、目新しい言葉で言い換えて注目を集めるという手法は、他にいくらでも例を挙げることができるでしょう。

「洋菓子」を「デザート」→「スイーツ」と、名前を変えただけで新しいブームが起きているように錯覚させるとか。
「縞模様」を、「ストライプ柄」→「ボーダー柄」と言い換えるとか。あげていけばきりがありません。

ニート問題だってそうでしょうね。「戦前の少年犯罪」や「反社会学講座」を読めば、ニートは昔からいたことがわかります。

これは新鮮な印象を与えればビジネスチャンスも増えると言うことを目論んでいる誰かがいるのでしょうかね。 年末恒例の「今年を表す漢字」だって、あれは清水寺が自主的にやっていることではなくて、バックには日本漢字能力検定協会や、さらにその後ろにコンサルタント会社がついていることは、知る人ぞ知る事実です。

「最近はモンスターペアレントが増えた」という話を広めれば、関連書籍は増え、講演依頼も増えて・・・なーんてことなのかも知れませんなw。


話は給食費未納問題に戻りますが、これについては結局過去の調査データがないらしく、実際に増加しているかどうかはわからないようです。ただ、データの解釈がおかしくいい加減な報道もあるようで、実際以上に未払いが多いという印象を受けてしまっているということは言えそうです。

ただし・・・この給食費未納問題のように、明かに正直者が馬鹿を見るような社会問題がクローズアップされたことによって、対策が講じられ改善されていくことに異論のある者はいないでしょう。(支払い能力がありながら未納のバ○親を除くw)。そういう意味では、こういう報道がされることの意味を評価するのにやぶさかではありません。

問題なのは、「こんなに未払いが増えているのなら、まじめに払うのがばからしい」と感じてしまう人が増えることでしょうか。
あと、有効な対策をとってこなかった行政側にも疑問を感じますね。

ただ、最近になって増えた様に思わせる報道手法に煽られて、日本社会がどんどん悪くなっているような印象をもって過度に悲観する必要はないということです。


ともかく、煽られないようにするには、自分で考え調べる癖をつけないといけません。

でも、このように報道に疑問を持って自分で調べる人が増えてきているのは、良い傾向と言ってよいでしょう。






・・・・って、最後の部分はネタですよ。パロディですからね。わざと書きました。気づかなかった人、J.Seagullにだまさることがないように要注意ですw。

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コメント

関係あるかどうかわかりませんが、私の知人のニュージランドの友人の子供が日本の小学校に通っており、そこでギョウ虫検査にビックリしたと。「文明国でこんな検査がなぜあるのか?」と問うてきたそうです。ほんとに必要か?確かに疑問は起きますね。「ギョウ虫利権」が実はできているのではないか?調べて見ると、小学低学年では5%くらいはいるそうなんです。うーむ、確かに自分が小学のときに一人ひっかかりました。ちょっと話が脱線しましたが、政治的バイアスでなくても、情報を提供する側も人間なので鵜呑みにするのではなく、疑ったものは自分で納得するまで調べることは良い習慣ですね。

■fuyunekoさん

これまた面白いエピソードをありがとうございます。

>小学低学年では5%くらい・・・

へぇーと思って早速、「蟯虫」「罹患率」で検索。
(あ、いやfuyunekoさんを疑ったわけではなく、興味が湧いたので^^;)
以下は倉敷市の平成19年度の健康診断結果の例ですが、小学生で82人、0.3%でした。今もいるんですね。
http://www.google.co.jp/url?sa=t&ct=res&cd=2&url=http%3A%2F%2Fwww.city.kurashiki.okayama.jp%2Fgakuho%2F19sippei.pdf&ei=Au0HSLypIoi46gOM68HbDQ&usg=AFQjCNE35uvSIcSuM1zM5oE7zpNuhCbrYA&sig2=ysvi0fOBLsDlUD3YFbzxxQ

>疑ったものは自分で納得するまで調べることは良い習慣ですね。

そうですね。それに、ふつうは疑うことすらしない人の方が多そうな気がしますし。私なんか特に天の邪鬼な性格が功を奏して・・(笑)

でもネットで元データにあたれるようになったのは便利ですね。
パオロ・マッツァリーノ氏に言わせれば、ネットで調べられるなんて甘っちょろいよ、ということになりそうですが。

p.s.
やっと「戦前の少年犯罪」を読了しました^^。いずれ書評を書くつもりですが、「若者に社会が甘かった」というのが、陸軍内で下克上的雰囲気を助長したのでは?と感じました。

ギョウ虫に関しては何故か夜中に思い立ち(3時頃!)ネット検索したので、古いデータだったのかもしれません。(典拠残さず。無念。)まーどちらにせよ管理人様の発見したデータによると、絶滅はしていないことは間違えなさそうですね。

戦前~ぜひ、論稿お願いします。この本は非常にショッキングな本だと思っております。ここに書かれている事実が本当であれば、今の教育論、自殺論などすべてチャラになってしまう名著だと思っているのです。

■fuyunekoさん

0.3%というのはあくまでも昨年の倉敷市のデータですので・・・。

「戦前の少年犯罪」は、私はできれば年配の人、それから保守派の人に読んで欲しいと思いますね。
犯罪事例だけ見て当時の若者像を一般化するのは避けねばなりませんが、過度な「昔はよかった論」に水を差す効果はあると思いますから。

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