
と、タイトルを付けてしまいましたが、映画「靖国 YASUKUNI」にまつわる諸問題については、私は書かずに(笑)、とても参考になるブログをご紹介したいと思います。
それは、こちら(↓)
東亜の葉っぱ 映画「靖国 YASUKUNI」」問題についてのマトメと私見
きちんと論点を整理し、それぞれについてきちんと調べ、その上で今判断可能なこと、現時点では保留すべきことも述べられています。 その上でご自分の結論を出されています。
「政治家の事前検閲は許さない! 」と言う人も、
「中国人が作った反日・反靖国映画は許さない!」という人も、
ぜひ、頭の中を冷やしてから一読されることをオススメしたいと思います。
力作ゆえに長文となっていますが、一読の価値あり、と思います。
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■政治系ブロガーは、冷静さとメディアリテラシーを
映画の話から変わりますが、最近は右を見ても左を見ても、どうも私的にはしっくりくる政治系ブログがなく、巡回先も日々減らして(RSSリーダーから削除して)います。
どちらも、気に入らない人(政治家、メディア、ブロガー)が言うことには突っ込むことしか考えず、文章も嘲笑、罵倒するようなものしか書けない方が少なくないようで・・・。
ご自分のバイアスへの自覚はおそらくあるのでしょうが、対論について「なぜあの人はそう思うのか?」といったことへ想像力を働かすことさえなさらないようです。そして自分は常に正しく、相手は間違っていると・・・・。
政治的に敵対する者に対して人格否定までしちゃってますから、何を言っても何をやっても許せないんでしょうね。そして持論を正当化する、と。
政治や社会への不満から、ガス抜きでブログを書いている方が多いと思いますが、その怒りのエネルギーは、「自分の思いこみ」に向けているだけなんじゃないの?と感じることがよくあります。
(それを「シャドーボクシング」と表現する方もいますね)
真実がその「思いこみ」とは全然違っていたら、その怒りのエネルギーはムダなだけです。この省エネ時代にはふさわしくありません(笑)。
なにより、思いこみが間違っていたと気づいたときに、当の本人がショックを受けると思いますよ。それで「自分は騙されていた!」となって、右から左、左から右へと極端に転向する人がでてくるのかなぁ、などとも考えます・・・・「目からウロコが落ちた」とか言って。でも、思いこみ体質を変えなければ、別のウロコが新たにはまっただけ、となってしまいます。
私はこのブログを書くようになってから、メディアリテラシー関係の本を数冊読んできましたが、やはり一番大切なのは次のようなことだと感じています。
すなわち、自分の中のバイアスに注意しながら、記事には書かれていないことについても、あらゆる可能性を想像し、必要があれば自分で調べるから考えるということ。そしてなによりも冷静になること。
ご紹介した「東亜の葉っぱ」の何某さんは、それを実践していらっしゃる方だと思います。
私ももっと精進しなければ・・・・。
もっとも、これを実践するとブログのエントリー一つ書くのにもどえらい時間がかかることになりますから大変なんですけどね。それに書くのに時間がかかると、どうしてもネタとしての旬が過ぎてしまいますし。
あ。ちなみに拙ブログは、政治系ブログからは一応足を洗ったつもりです^^;
理由は上記の通り、大変だから(笑)
本エントリーで政治ブロガーに注文をつけておきながら、自分は逃げるという(爆)
まぁ、歴史とメディアリテラシー中心に、勉強しながらやっていく予定ですので。
