
少し前になりますが、茨城県鹿嶋市にある神之池基地跡(桜花公園)に行ってきました。
ここは、特攻専用機であり人間爆弾とも呼ばれる「桜花」に搭乗する特攻隊員の訓練が行われていた場所です。
基地そのものは今はなく、住友金属工業の敷地となっていますが、当時は10数個あったという掩体壕が一つだけ残され、その中には桜花(レプリカ)が置かれています。
右写真は、元神雷部隊・桜花特攻隊員の小城久作氏によって建立された慰霊碑で、裏には山岡荘八氏による碑文が刻まれていました。
※写真はすべてクリックで拡大します。

桜花公園のある場所。
道路の右側、白い車が止まっているところですが、うっかり通り過ぎてしまいそうなほど、目立たないところにあります。

唯一保存されている掩体壕の裏側。
道路側から見たところですが、単なる小山か古墳のようにしか見えません。

横にまわりこむと、ドームを半分に割ったような形をしていることがわかります。

掩体壕の出入り口側
この中に機体を収容して、敵機から隠蔽します。

中には桜花が一機置かれています。
正面には祭壇も設置されています。

掩体壕内の桜花(11型)のレプリカ


桜花についての説明版

掩体壕についての説明版1

掩体壕概要


桜花公園についての説明
■桜花についての過去エントリー
・桜花の開発が決まった時
・人間爆弾「桜花」について
・人間爆弾「桜花」の戦果とそのパイロット
・特攻機「桜花」パイロットに志願した人の証言
桜花公園所在地:
茨城県鹿嶋市光3番地
住友金属工業(株)鹿島製鉄所
(赤いマークのある場所です。 地図はクリックで拡大・縮小できるサイトへ移動します)
