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二・二六事件のあった日
いまから72年前、1936年(昭和11)の今日は、二・二六事件があった日です。
クーデターそのものは未遂に終わったものの、この事件が日本近代史に与えた影響はかなり大きいものがあるといえそうです。
昭和天皇が、「君臨すれど統治せず」の態度を徹底するようになったのもこの事件の影響のようですし、なにより事件後に成立した広田弘毅内閣で「軍部大臣現役武官制」※が復活してしまったことが大きい。
※現役の軍人でなければ陸軍大臣、海軍大臣になれない制度。
軍部大臣現役武官制の復活は、クーデターを起こした皇道派の復活を抑えるためという名目だったようですが、これが統制派が内閣を思い通りにできる権力を与えてしまった形になります。つまり日本はシビリアン・コントロール(文民統制)の対極となる政治体制になった、と。
実際、軍部に抑えがきく人物として期待された宇垣一成に組閣の大命が下ったとき、陸軍は陸軍大臣を出さないことで組閣を妨害、宇垣内閣は流産してしまう・・・。
軍の気にくわない内閣は、合法的につぶすことができるようになってしまったわけです。
・・・ まぁ、他にもいろいろありますが、二・二六事件についてはまだまだ不勉強なので、ボロが出ないうちにこの辺で止めておいて(苦笑)、帝国陸軍について造詣の深いmaroon_lanceさんのところ(近衛読書中隊)でいろいろ勉強することにします^^。
・同期の雪
・安藤大尉と鈴木貫太郎
また、こちら帝国海軍について造詣の深い「=Navy *A* Go!Go!= 」さんのところも、二・二六事件関連記事で久々に復活していました。今後に期待♪
【追 記】
仕事帰りに寄った書店でこんな本(↓)を発見♪
20ポイントで理解する「2・26事件」がよくわかる本―首都を震撼させた反乱はなぜ起きたのか? (PHP文庫 た 46-13)
例によって衝動買い(苦笑)
つい最近出た本のようです。2.26事件について知ろうとするとき、最初に手にする本がどの立場から書かれたものか、ということによって受ける印象が大きく変わると思うので、こういう本はとっかかりには丁度良い。
この『20ポイントで理解する「○○○○」がよくわかる本』というのは、PHP文庫・太平洋戦争研究会から出ているシリーズもので他にもいろいろありますが、どれも安い文庫本であるにもかかわらず、大変わかりやすく、しかもバランス良くまとめられているのでわりとお薦めです。
(もちろん一冊の本、一人の著者から得た知識だけに依存するのはよろしくありませんが)
ちなみに太平洋戦争研究会の本というのは、当時の人間や政策を罵倒するような文体で書かれているものもあって、読んでいて気分がよろしくないものもあるのですが、この『「○○○○」がよくわかる本』シリーズの執筆はみな森山康平氏によるもので、そういう傾向はあまりないです。

コメント
是非ともある程度226の背景がわかったところで、少年犯罪データベースの226論稿をお読みください!衝撃を受けます!「青年将校ニート論」とでも言ったら良いのか。。。
■fuyunekoさん
少年犯罪の本、相当にハマりましたね(笑)
アドバイス通り、本エントリーに追記した本で基礎知識を固めてから読もうと思います^^
追伸:
一個前のエントリーで書きましたが、上海南駅の赤ん坊の写真がヤラセかどうかの私の判断は保留にしました。
<(_ _)>
私も、森山康平氏は良いと思いますね。品格のある文章を書きたいものですw
■maroon_lanceさん
>私も、森山康平氏は良いと思いますね。
maroon_lanceさんもそう思われますか^^
>品格のある文章を書きたいものですw
うっ ・・・ (・_・;) 精進します(^^;
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