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大東亜戦争・・・自衛のため?アジア解放のため?   

kosyou


本当は12月8日の真珠湾攻撃の日に合わせて1本エントリーを書きたかったのですが、しばらく忙しくてお疲れモードだったので、前回(12/8)は動画を貼るだけの手抜きエントリーになってしまいました(^^;

そのかわりと言ってはなんですが、支那事変も含めて「大東亜戦争」と呼称することが閣議決定された1941年12月12日と同じ日付の今日に、あの戦争について少し書いておこうと思います。(右写真)

ちなみに12月12日はパネー号(パナイ号)爆撃事件のあった日でもあります。

1937年の南京陥落の前日に南京近くの揚子江で起きたこの事件については、別館(近代日本動画資料室)にてアメリカのニュースフィルムの紹介と簡単な概要を書いておりますので、よろしかったらどうぞ。

南京陥落前日のパネー号(パナイ号)爆撃事件 (近代日本動画資料室)


では、以下から本題。



■大東亜戦争は「自衛のため」?「アジア開放のため」?


あの戦争については「自衛のための戦争だった」と言う主張や「アジア解放のための戦争だった」という主張がありますね。どちらも右寄りの人や保守系の人たちの主張によく見られますが、はたしてこの2つって両立するのでしょうか?

ABCD包囲網」で、あるいは「ハル・ノート」で日本は追いつめられていた。だから、やむを得ず戦うことを選択した。だから自衛のための戦争だったのだ・・・確かにその通りだともと思います(当時の日本の感覚からすれば、ですが)。

しかし、それがなんで「アジア開放のための戦争」になるのでしょう?日本の独立を守るためにやむを得ず戦うことを選択すると、それが自動的にアジアのための開放戦争とイコールになるとはどうしても思えません。

そもそも、いつまでも長引く日中戦争で日本経済も国民(・・いや、当時は臣民でしたね)の生活もかなり疲弊していました。1937年7月7日の盧溝橋事件以来、1941年12月8日の真珠湾攻撃まで日本は4年半もの間ずーっと戦争中だったのです。
真珠湾攻撃当時、大陸に進駐していた日本軍兵力は、万里の長城以南だけでも約100万人だったそうです。戦争に勝利して賠償金を得れば別ですが、大量の軍を動かすことは国家としては膨大な出費になります。

それでも真珠湾攻撃については、もともと反米感情が強かったためか、多くの日本人が歓迎したようですが(※)、その経済的に疲弊した当時の日本が、なんで西欧列強に植民地にされているアジア諸国という、よそ様の国家のために、ただでさえ苦しい台所事情の日本の税金を、さらにたくさんつぎ込んで戦争する(してあげる?)余力があるというのでしょう?

※日中戦争に反対していた人たちでさえ、対米開戦を「スッキリした」と言っていたようです。

いうまでもありませんが、経済制裁を受け、石油の輸入もできなくなった日本は、「自衛のため」東南アジアの資源を確保したかった・・・それが開戦理由の一つといって間違いないでしょう。


■当時の公文書に見る大東亜戦争の目的

開戦前の11月20日に大本営政府連絡会議で決定された「南方占領地行政実施要領」の中には、次のように書かれています。 (読みやすいように少し編集しました)

占領地に対してはさしあたり軍政を実施し、治安の回復、重要国防資源の急速獲得及び作戦軍の自活確保に資す。
占領地領域の最終的帰属ならびに将来に対する処理に関しては別にこれを定むるものとす。 (右下写真)

南方軍占領地行政実施要領」より抜粋 (リンク先はアジア歴史資料センター)

houshin-1もう一点、重要なのは、占領地領域をどこに帰属させるかなどの問題は、「別途定める」としていますが、その後、1943年の5月31日の御前会議でハッキリと「帝国領土と決定」されてしまった東アジアの地域もあるのです。

これについては、後日、あらためて書くつもりでいますが(あくまでも予定(^^;))、現地住民の意向も関係なく大日本帝国の領土にされてしまうわけですから、「アジア解放戦争」とは辻褄が合いません。

ともかく、資源確保のためにアジア諸国に占領地を広げていった。ただし、やみくもに資源確保を目指してアジア諸国に進駐する わけにはかないから、「西洋人を追い出しに来てあげたよ」と原住民達に宣伝したのです。それが「大東亜共栄圏」。

でも、西洋人を追い出したまではよかったものの、占領統治のやりかたがまずくて現地住民の反感は買うし、資源確保が目的で現地経済などは二の次だったから「大東亜共圏」ではなく「大東亜共圏」になってしまう・・・。

また、農業指導の失敗で食糧不足を発生させ現地住民に餓死者まで出したり、大インフレ(※)を起こしたり・・・。大量発行した軍票も日本の敗戦で紙くずとなってしまいます。

※大インフレについては「従軍慰安婦は高給だった」という説のトリックにも使われていますね。詳しく知りたい方は、scopedogさんの記事「慰安婦高給・高収入・高額報酬説まとめ」と、hagakurekakugoさんのこの記事を熟読すべし。
少々難しいかも知れませんが、理解できなかったら「従軍慰安婦は高給だった」と言う説を鵜呑みにするのはいったん留保する勇気も必要だと思いますよ。
・・・と、エラソウに書きましたが、私も最初理解できず、理解するまで何度も読み直しが必要でした(^^;)



■日本はあの戦争でアジアから感謝されている?

それでも、 このフラッシュ(日本がアジアに残した功績)で取り上げられているようなことを戦後も言ってくれたアジアの人達がいることも事実でしょう。

でもそれだけしか信じず、他の事実に目を向けないのでは、極めて一面的な見方しかできていないことになると思います。
アジアがみんな(いや、特定アジアを除く・・苦笑)そう思って日本に感謝していると、日本人自信がが世界に向かって主張するのなら、それは独善的だと批判されると思いますよ。


続きのエントリーは以下になります。
昨日のエントリーの補足・昭和初期の軍事費について
日本が行った戦争は、アジア諸国の独立に役立ったか
日本の占領統治とインドネシア
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コメント

自衛か侵略かなどは立場によって異なるわけですよね?ということで、客観的な見方だけするなら、「自衛、侵略」なる言葉を使って議論することははあまり意味のないことではないかと考えています。私の今の認識は「日本の立場から見た場合、自衛戦争であった。時代の流れからして、植民地が開放されたことは間違えないが、あの戦争は結果的に植民地解放の時期を早めた」と言ったところがバランスとれているのではないかと考えています。今後また、いろいろ読んで変わるかと思いますが。

コメントありがとうございます

■fuyunekoさんへ

>客観的な見方だけするなら、「自衛、侵略」なる言葉を使って議論することははあまり意味のないことではないかと・・・

おっしゃるとおりだと思います。自衛・侵略も立場によって、あるいは人によって解釈が変わりますし。
ただ、「自衛戦争だった」と主張する人が「アジア開放のためだった」とも主張するのは矛盾していませんか? ってことを書いてみました。

また、日本にとっては自衛戦争だったとしても、日本の軍事行動で苦しめられた国の人たちにしてみれば、いまだに「自衛のためだった」と主張されたら、それは相当な反感を呼ぶと思います。いや現実にそうなってしまっています。

さらに植民地解放につながったのは結果論として事実ですが、長年独立のために血のにじむような努力をしてきた現地住民の心情を忖度することなく「日本が始めた戦争のおかげで・・・」というのは、馬鹿にされたと捉えられても仕方がないとも思います。

当時の東南アジアの反日感情がどのくらいだったか、なぜ、そうなってしまったのか・・・、植民地解放につながったと主張する前に、その点を抑えておく必要があると私は考えています。
 

アジア諸国の独立が早まったのは、結果であって日本が意図したものではないですね。日露戦争や太平洋戦争の一時期の日本の勝利がアジア人に希望を与えた面はあるかもしれませんが…その分失望も大きかったでしょうね。

自衛かどうかについては「そもそも絶対勝てない勢力に戦争しかけることが何で自衛になるんだ?」という素朴な疑問が。(汗)
身の程知って屈辱的な屈服を選んで生き延びると言うのは日本の歴史の中でも数多くあったわけですが、当時の日本にそれを求めるのは酷だったんでしょうなぁ。前進しか出来ない、しかもブレーキが無い国家システムでしたから。

アジア解放については日本がそういう方針を打ち出していない以上、
過大な評価は禁物と評価してます。
よく言われるインドネシア独立戦争における数千人の義士にしても、
日本という国から見れば裏切り者の脱走兵ですし、彼らの英雄的行為を
日本に還元することはかなり無理がありますね。
還元していいなら「日本兵の蛮行」も日本の評価に組み入れるのが筋ですしね。「軍の方針から逸脱した行為をした兵士」と言う点では変わりませんので。
長くなりましたが、私の個人的な評価は「良い感じに共倒れになった」
というところでしょうか。

なんというか、日本のあらを探すのはもう十分他の方々がやっているのでもういいんじゃないかなと。
しかし領土の取り合いが当たり前の時代に日本は甘っちょろいことをやっていたものです。
あとちょっとで欧米の世界制覇が達成されるところをぶちこわしとのは日本であることは間違いないと思います。それを感謝しろなどと言っては品がないですけども(というか偉かったのはじいちゃんばあちゃんであって自分じゃない)。

みなさん、コメントありがとうございます

■グリッティさんへ

いつもコメントありがとうございます。

>アジア諸国の独立が早まったのは、結果であって日本が意図したものではないですね。

そう思います。そのことについては新たにエントリーを書いたのでよろしければ・・・。

「日本が行った戦争は、アジア諸国の独立に役立ったか」
http://jseagull.blog69.fc2.com/blog-entry-492.html

>日露戦争や太平洋戦争の一時期の日本の勝利がアジア人に希望を与えた面はあるかもしれませんが…その分失望も大きかったでしょうね。

インドのネルーは、日露戦争の勝利に感激し勇気をもらったが、結局植民地主義の強国がひとつ増えたに過ぎなかった・・という趣旨のことを言っていますね。ガンジーも「すべての日本人へ」という手紙を発表していますが、これについては後日記事を書く予定です・・・というか、すでに下書き済みだったりします(^^;


■クロソさんへ

開戦までの陸海軍のやり取りを見てみると、今と変わらない極めて日本的だなぁと感じた記憶があります。海軍は米内、山本、井上など首脳陣がアメリカには絶対勝てないから開戦すべきではないと、何度も非公式に陸軍に言っていながら、公式には一度も言わなかった。公式にそう発言すると、陸軍が大陸で行っている戦争のために弱気な海軍から予算を奪うおそれがあったとか、まぁ、そういう駆け引きですね。

>当時の日本にそれを求めるのは酷

軍国主義の元では、軍人気質(栄誉・誇り)などが優先されてしまいますからね。それに統帥権という国内最強の後ろ盾をかざして、反対派を黙らせてましたし。
それでも、日米開戦には反対派がかなりいた・・けれども米内内閣を倒閣したり、あの手この手で開戦に持っていこうとする革新派のほうが強くなってしまった・・・身の程をわきまえず、目先の効かないところは、尊皇攘夷の幕末のテロリスト達維新の志士と変わらない気がします。


■ゲストさんへ

コメントありがとうございます。できれば次からは名前を書いてくださいね♪

>日本のあらを探す

あら探しに見えましたか・・・。

>領土の取り合いが当たり前の時代に・・・

その時代は、第一次大戦の反省からほぼ収束に向かっていたんですけど。
日本が時代に逆行していたんですよ。世界の潮流は我関せずとばかりに・・・

余談ですが、ドイツの場合は第一次大戦の敗戦とその賠償金や世界恐慌で塗炭の苦しみを味わっていたからそれが爆発したという感じでしょうね。

ですので、

>あとちょっとで欧米の世界制覇が達成されるところ・・・

というのは疑問ですね。(何か根拠でも?)

アメリカなどは、1934年の時点ですでに植民地フィリピンに独立を約束し、その準備を進めていたんですよ~。

アメリカなどは、1934年の時点ですでに植民地フィリピンに独立を約束し、その準備を進めていたんですよ~。

とのことですが、そもそも米西戦争の勢いでフィリピンに侵略したことが発端ですよね?米国も遅れた帝国主義なのかなと。しかし、米比戦争で激しい抵抗に合い、独立を認めた。まーこんなことを言っても限がないのですが、お互いに言い分があるので言わないと国益を損ねることは間違えないです。どうしても日本を見方する主観が入りますが、「欧州の世界進出から現代に至るまで見ると、欧州は無茶苦茶やったよね。日本も暴れた。米国だってそうでしょ?支那も満洲事変で日本を侵略した言うけど、そもそも満洲は中華民国の領土じゃなかったでしょ?みんな似たようなものだよ。その中で日本は一番の極悪とはやっぱり言えないと思う。」と言う認識です。

■fuyunekoさん

上で書いたことは、日本が対米英戦争に踏み切る直前まで問う米が世界制覇を目指していたというご意見に対してのアンチテーゼです。

フィリピン独立について言えば確かにおっしゃるとおりですが、アメリカの長い統治下でフィリピンはすでにかなりアメリカナイズされていたようです。植民地にされたころのアメリカへの恨みも世代が変わるとともに薄れていたようですよ。ちょうど日本と台湾の関係に似ていたようです。

結局、世界の価値観というのは西欧をリーダーとして数十年単位の時間差でほかの地域に広がっていくものだと思うのです。日本の帝国主義が勇ましかったころには、連合国側はその価値観から一歩進んでいた・・・。

現代で言えば、東西冷戦が終わって核兵器開発競争もひと段落したところに、北朝鮮やイラクが、「おまえらが核を持っているのだから我々にも核を持つ権利がある」と主張するのに似ているかな?と。

fuyunekoさんから一番最初にコメントいただいたのは、たしか「真実はどこに」という特攻隊のフラッシュへの感想をいただいたときだったと思いますが、あのフラッシュの中で、「アメリカ人は鉛筆の作り方も教えてくれなかった」というフィリピンの方のせりふがあったように記憶しています。
でも、アメリカの約束よりも日本が早く独立させたのに、なぜフィリピン抗日ゲリラ(アメリカの強力なバックアップもありましたが)があれだけ激しい抵抗をしたのかも知っておかないと、私としてはバランスが悪くて居心地がよくありませんでした・・・

>日本は一番の極悪とはやっぱり言えないと思う・・・

どこが一番悪いかという話は、自衛戦争かどうかという話と同じで、あまり大きな意義はないと考えます。歴史のどこを切り取って評価するかで変わってきますし。

でも、先の大戦でいけば、皇民教育を受けた子供たちはともかく、日本的価値観の押し付けに辟易した占領地の大人たちは少なくなかったと思うのです。
戦闘だけではなく、たとえば労働に対する価値観もそうで、「ロームシャ」とされた彼らがどんな扱いを受けたのか知らずして、日本の当時と同じ主張を今も繰り返すだけでは、反発を招くだけだと思います。

私も日本人ですからどうしも日本人よりの見方になってしまうところがあります。だからこそ、客観的に他国は日本の行動をどう評価したかも知っておかないと・・・それが近代史の勉強を続けて書いている理由です。

>みんな似たようなものだよ。その中で日本は一番の極悪とはやっぱり言えないと思う。」と言う認識です。

それは私も同じですよ。長い目で見たらどこも似たもの同士です。
ただ、それは日本の中で言っている分にはかまわないと思いますが、先の大戦で日本にひどい目に合わされたという記憶がまだ残っている現代で、外に向かって主張すると、あらぬ誤解を招きかねないと思います。
それは国益を損ねることにつながると考えます。
ただでさえ資源のない日本なのですから、つまらぬ誤解から外国を反日にしてしまうのはメリットがないでしょう。

あと、蒋介石はあまり満州にはこだわっていなかったという話もありますよ。その後も日本が北支分治政策を推し進めた結果、さすがに中国人たちも国家の危機を感じて「国共内戦などやっている場合か!」となって、それまでとはうって変わって日本に対し頑強な抵抗を決意したと見ています。

長文のコメント感謝します。私も近現代史に興味を持ち出した最初は、「いままで騙されてた!日本は正しかった!」と思っていろいろ読み出したのですが、少しずつ起きた出来事を上空から覚めた目で見るようになってきてました。(意味わかります?)ということで、同じ時期についていろいろな本を見ているので出費が大変ですが(^^;

>先の大戦で日本にひどい目に合わされたという記憶がまだ残っている現代で、外に向かって主張すると、あらぬ誤解を招きかねないと思います。それは国益を損ねることにつながると考えます。

とは言え、今の中国の歴史を政治に利用しわが国を貶めるようなやり方には、主張すべきだと思いますがいかがでしょう?

管理人様のスタンスに基本的には賛成です。今後も冷静な記事に期待しています。

知らぬが仏

始めまして管理人さん、HNフナずしと申します。

>それでも、 このフラッシュ(日本がアジアに残した功績)で取り上げられているようなことを戦後も言ってくれたアジアの人達がいることも事実でしょう。

まあ、知らぬが仏と言うことでしょう。その人たちが真相を知った日には何が起こるかわかったもんじゃないですよね。

いやあ名無しにお返事ありがとうございます。

>あら探しに見えましたか・・・。

もちろん戦前の日本がすべて正しいなんてことはね、恥ずかしいことは言いません。ただテレビでも新聞でもラジオでもこういうのよくやってるもので、またかあ、みたいな。欧米と同じように普通の国だったと言いたいだけなのです。(ヘレンミアーズの「アメリカの鏡的な)
でもとても冷静に書いていらっしゃるのに、ちょっと余計なことを言ってしまったと反省しています。

>その時代は、第一次大戦の反省からほぼ収束に向かっていたんですけど。 ?日本が時代に逆行していたんですよ。世界の潮流は我関せずとばかりに・・・

それは欧州の(文明国)国同士の話ではないでしょうか。その中にアジア・アフリカ(有色人種)が入っているようには思えません。
管理人さんが文章中に上げられている、1943年の5月31日の御前会議「大東亜政略指導大綱」には帝国領土と決定しているものの他に、独立させる国もあります。アメリカもフィリピンは独立させようとしましたが、アメリカの他の植民地についてはそのような話はありません。つまり似たようなものだと思うわけです。

>>あとちょっとで欧米の世界制覇が達成されるところ・・・
>というのは疑問ですね。(何か根拠でも?)
これは欧米の人は「世界制覇」などとは意図していないでしょうが、アジア・アフリカのほとんどが植民地になっていた状況から結果的には達成されかけたという意味でした。

どうも私はfuyunekoさんに近い認識っぽいですね。

失礼しました。

>ssさん

>欧米と同じように普通の国だったと言いたいだけなのです

あの時代において日本が非難された根本の原因は
植民地をどれだけ持っていた云々ではなく、
「条約を自分の都合で破った」と言うことかと。
昭和期を通してそうでしたが、条約と言うもの対する姿勢と
言う点で、普通の国だったとは言いがたいと思います。

しかも曲がりなりにも第一次世界大戦後の国際秩序を守る立場に
あったわけで、そんな国がああいう形で条約を蹴っ飛ばしたら
2乗3乗の非難を受けるのは仕方ないかと思います。

■fuyuneko さんへ

>上空から覚めた目で見るようになってきてました。(意味わかります?)

すごくよくわかります。まさに今の私もその感覚なんです。拙ブログ右上のカモメの写真も上空から・・・って、これはこじつけですが(笑)

>いろいろな本を見ているので出費が大変ですが・・・

私も、夏のボーナスでまとめ買いした本を読み終わらないうちに冬のボーナスでまたまとめ買いしてしまいました(^^; それでも本屋に立ち寄ると、また何か買ってしまいそうなので、現在書店出入り禁止令発令中ですw

図書館という手もあるんですけど、私は本に傍線や書き込み、付箋紙貼り付けなどをしながら読むし、ブログで後から引用することもあるので、自分で買わないとだめですね・・・。

>とは言え、今の中国の歴史を政治に利用しわが国を貶めるようなやり方には、主張すべきだと思いますがいかがでしょう?

中国の政策にそういう面がありそうなのは私も感じますが、それよりもむしろ日本の中の歴史を捻じ曲げようとする一部勢力(←現時点の私の歴史認識では確実に存在しています)への反発と危機感の表れと、私は感じています。

慰安婦問題にしても、世界のあちこちで日本への批判が高まっているのは、昔の日本を批判しているのではなく、現代の日本の一部勢力の動きに対する批判・警戒と捉えられると思っています。

このあたりは書き出すとまた長くなりそうなので、いつかエントリー本文でも書こうと思いますが・・・。

なお、私の基本的な考え方として、

・人は全員意見が異なるのがあたりまえ。
・歴史認識については、その人の持っている知識や情報量も影響するからますます異なっていてあたりまえ。

というのがあります。まったく同じ本を読んでも人はみなそれぞれ異なった感想を持つのだから、意見が一致するほうがむしろ気持ち悪いです。

特に歴史問題については情報量・知識量が少ない時は、個人としての意見ではなく著者・論者に感化されたままという状態に陥りやすいと思っています。私自身の経験からそう思います。

そこで、安易に結論を出さずに、もっと自分で調べて考えなければ思考停止だと自分に言い聞かせるようにしています・・・って、なかなか難しいんですけどね。

だから異論・反論は勉強にもなりますし歓迎ですよ~。
ただ、歴史を眺めるときとは上空からでも、意見交換についてはネット上でよく見かける「上から目線」の姿勢は避けたいですね♪
ぶつかるだけで無意味な罵り合いになってしまいますからね。(拙ブログはそういう罵り合いの場にはしたくないです)


■フナずし さんへ

はじめまして♪ コメントありがとうございます。
おいしそうなお名前ですね(笑)

で、

>その人たちが真相を知った日には

のところですが、フナずしさんのおっしゃる「その人たち」は、このフラッシュに引用されている言葉を語った人のことなのか、このフラッシュを賛美(?)する人たちなのか、考えてみてもちょっとよくわかりませんでした(汗)・・・すみません。


■ss さんへ

ssさんへの私の返信を読み返したら、ちょっと挑発的な文章だったかなって私の方も反省しています。

ただ、
>またかあ、みたいな。
と言われましても、ここはサブタイトルにも書いてあるとおり、単なる歴史素人の個人が勉強しながら書いていますので、初めて訪問していただいたssさんにとっては「またかぁ」と思われましても、私にとっては大きなお世話とも言えます(笑)
まぁ人によっては、そう思われても仕方ないですけどね。

>アメリカもフィリピンは独立させようとしましたが、アメリカの他の植民地についてはそのような話はありません。

たしかにそれは言えますね。
ただ、植民地支配のやり方については、宗主国によって異なる部分もあって一概に比較して語るのは難しい気もしています。

ただ、たとえばフィリピンについて言えば、アメリカの約束よりも早く独立させた日本が、なぜ抗日ゲリラにあれだけ悩まされることになったのか・・・もちろんアメリカの抗日ゲリラ支援もありましたが、日本側について戦った「マカピリ」たちが、同じフィリピン人たちから徹底的にリンチされ殺されたことを見ても、日本の統治方法にはフィリピン人にとって到底受け入れがたいものがあったと考えることもできるわけです。

ほかの西洋諸国と比較相対化してその支配方法の軽重を日本人がどうこう言っても(その気持ちはわかりますが)、現地住民にとっては日本によって作られた忘れがたい歴史があるわけですから、そこを知らなければいけないと思うわけです。

その他、当時の日本の行いを客観的に眺めれば、クロソさんのssさんへの返信が私の今の認識に近いですね。しかも武力にモノを言わせる外交でしたから危険視もされていたと思いますし・・・。


ところで、上のfuyunekoさんへの返信でも書きましたが、人それぞれ意見は違いますから、反論でもツッコミでも基本的には歓迎しておりますので、もし気が向いたらまたいらしてください。

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