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映画「TOKKO-特攻-」 を見てきました・・・   

6月15日のエントリーで紹介した映画「TOKKO/特攻」を、先々週見てきましたので、その感想などを・・・。 TOKKO-1

基本的には、リサ・モリモト監督が語るように、アメリカでは狂信的なイメージで語られることの多い「神風特攻」の誤解を解きたいとして、アメリカ国内向けに製作された「ドキュメンタリー映画」です。

ですので、たとえば、「俺は、君のためにこそ死ににいく」のような、感動を誘うようなドラマ仕立ての映画ではありませんでしたので、それを期待して見に行くと、拍子抜けしてしまうかも知れません。
(結局、「おれきみ」は見に行きませんでしたが(^^;

それよりも、元特攻隊員、そして特攻攻撃を受けた元米兵が「何を考え、何を感じたか」に耳を傾けたいと思う方にお薦めしたいと思います。




内容については、これから見る方もいらっしゃると思うので、詳しくは書きませんが、基本的には、ほぼ全編がインタビューと当時の映像で構成されていました。登場する元特攻隊員は4名、元米兵は2名(だったかな?)です。

日本人でも、特攻についてのイメージは人それぞれちがうでしょうが、登場する4人の元特攻隊員の方達は、私が思うには、おそらく特攻隊員として一般的、というか普通の方達なのかな、と感じました。

つまり、一部で語られているような、「国を護るため自らの命も省みず特攻隊を志願した」人ではなく、大多数の「命令で特攻隊員となってしまった」人達がおそらく感じていたことを、語っているのではないかなぁ、という印象です。ですので、いわゆる武勇伝の類ではありません。しかし、武勇伝ではないからこそ,それはおそらく当時の普通の若者の本心なのだろうと、私は感じました。

私自身は、ほぼ一年前に知覧特攻平和会館を訪れてから、特攻について数冊の本を読み、ネットでいろいろ調べ、特攻動画も探し回ったりしてエントリーを書いてきた経緯がありますので、この映画の内容については、正直なところさほど、目新しいものはありませんでした。でも、日本でも「英霊」か「犬死」かという両極端な捉えられ方をしているという現状もありますので、「特攻隊員は何を考え、何を感じていたのか」ということに関心のある方は、一見の価値ありかと思います。

この映画の発表当初は全国で3カ所しかなかった上映予定館も、今では17カ所にまで増えてきたようです。上映館の情報は、けっこう頻繁に更新されているようですが、どこも上映期間が短いようですので、ご覧になりたい方は、常にチェックされたほうがよろしいかと思います。

この映画によって、海外での特攻のイメージが改善されることを期待したいと思います。
なお、次のエントリーも、この映画絡みのことを書く予定です。
この映画関係のもう一本のエントリーは、色々調べるのに時間がかかりそうなので、少し先になります
■関連エントリー
映画「TOKKO-特攻-」:考察NIPPON (映画の予告編動画あり)

考察NIPPON/カテゴリー「特攻・神風」

近代日本動画資料室(考察NIPPON別館)/カテゴリー「神風特攻隊」

下記の動画は、リサ・モリモト監督と日本生まれ・育ちのアメリカ人プロデューサー、リンダ・ホーグランドさんのインタビュー映像です(ロイター ビジネスウィークリー)
※追記:動画がうまく表示されないかたは、こちらからどうぞ





TOKKO-2

つぎは、けずろぐさんのところで知った映画「ひめゆり」を見に行きたいと思っています。

■関連エントリー
映画「TOKKO-特攻-」(2007/06/15)
映画「TOKKO-特攻-」 に関連して(2007/09/23)
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コメント

>ボディーバックに集めた遺体に対して、怒りをぶつける米兵も少なくなかったようですよ。
おそらくそうだと思います。ミズーリ号にしても海軍式の水葬には反対があったようですから。戦場という殺すか殺されるかの殺伐とした環境のなかでは、ご指摘のような事例がむしろ自然だったかもしれません。しかしながら、その中で敢えて人道的な行動を取る人を称えたいと思うのです。特にミズーリの艦長は兄弟が戦死していますし。もちろん日本軍の中にも立派な人がたくさんいたと思います。
ミズーリ号のカミカゼバンク、実物を見ました。もちろん修理後ですが現在は車でたとえると「事故でちょっとぶつけた」という雰囲気でした。

500円のDVDでも、このごろは充実したシリーズも
増えてきました。
特攻隊を扱ったニュースフィルムが収録されたものを
見ました。おそらくアメリカの映画館で本編のあいまに上映されたものでしょう。
日本の特攻隊が甲板に激突する瞬間、アメリカの
水兵さん二人が敬礼をしているのが映っていました。

こんにちは
アメリカ側の特攻に対する一つのエピソードですが、戦艦ミズーリでは、特攻して亡くなった搭乗員を勇敢さと国を思う気持ちに敬意すために海軍式の水葬で弔ったそうです。当時のミズーリの艦長の兄弟は日本軍との戦闘により亡くなっており、一部の乗組員から異論はあったそうですが、恩讐を乗り越えた人道的配慮に感心しました。現在パールハーバーに係留し博物館となっているミズーリ号の右舷後方にその特攻の跡を見ることができます。
また先日元特攻兵と元米兵が対談する映像がテレビで流れていましたが、元米兵の「何故特攻隊に志願しなのか」という問いに「志願したのではない、上官に死んでくれと頼まれたからだ("The commander asked me to die"と英語で)」と回答する様子が印象的でした。

>o_sole_mio さん
こんにちは。さきほど、o_sole_mioさんのところに書き込みさせていただいたばかりです^^
>アメリカ側の特攻に対する・・・
特攻すれば、艦上に特攻兵の遺体が散乱するわけですが(写真もみたことあります)、艦長によって、その処置は様々だった様です。「恩讐を乗り越えた人道的配慮」も多いのですが、ボディーバックに集めた遺体に対して、怒りをぶつける米兵も少なくなかったようですよ。そして戦場の土産(souvenir)として、特攻兵の遺品や遺骨まで自宅に持ち帰った話もありますし。
戦後何十年もたってから、特攻隊の遺族や知覧などの記念館に遺品が返還される話がときどきありますが、だいたい、当時土産として持ち帰ったもののようです。
ミズーリの特攻跡のへこみは有名みたいですね。その直前の瞬間の写真が残っていますが、突入角度が浅かったため大きなダメージを与えられなかったとか。ミズーリもおそらく全速力で特攻を回避しようとしていたでしょうから、後ろから追いかける形での突入となったのではないでしょうか。。。
対談のテレビは気がつきませんでした。この映画をきっかけにした対談があったようですから、もしかしたら、そのときの様子でしょうか?
この件については、次のエントリーで書こうと思っています。

私も見てきました。歩いている関大尉の映像など、初めて見る映像が多く、また4人の証言者方々もバランスが取れていて、非常によい出来だったと思います。が、如何せん上映館が少なすぎますね。

■o_sole_mioさんへ
>しかしながら、その中で敢えて人道的な行動を取る人を称えたいと思うのです
そうですね。また、そういう話は、日本だけではなく、どこの国にもあると思います。
o_sole_mioさんのコメントを読んで私が真っ先に思い出したのは、ニミッツ提督でした。かなりうろ覚えですが、沖縄戦の時に「君たちが今一番必要としているのは医薬品だと思う」といって、日本側に提供したという話を読んだことがあります。
■通りすがりさんへ
書店に並んでいる500円DVDは私もよくチェックしていますし、安いので助かっています♪
拙ブログ別館で紹介した下記の原爆の動画につけた私のコメントも、実は500円DVDの字幕をかなり参考にしています(^^;
「The Atom Strikes! 「原爆投下」(1945)」
http://kousatsunippon.blog82.fc2.com/blog-entry-183.html
海外の動画サイトも含め、特攻の記録フィルムを探しまくったことがあるので、ほとんど見尽くしたつもりでいましたが、特攻の瞬間に米兵が敬礼しているのは記憶にないです(私が気づいていないだけかもしれません)
よろしければ、それが映っているDVDのタイトルを教えていただけませんか?
■槍栗中尉さんへ
私は米兵の話が興味深かったです。特攻を受ける側はどう感じていたのか関心がありましたので・・・。
あの元米兵さんたちの艦に特攻した機に搭乗していた人のことを調べたら、またきつい話がでてきまして・・・これについて、後日エントリーを書こうと思っているところです。
上映館が少ないのは、フィルムの数が少ないからなんでしょうね。少ないフィルムを持ちまわっているので、上映館は増えつつあるものの、上映期間が5日しかないところもあるようです。

私が住む札幌では、9月22日~の上映で楽しみにしております。ところで、スカパーチャンネルの「ディスカバリーチャンネル」で特攻について取り上げてました。(これは米国が作ったものだと思います。)以下まとめると・・
・捨て身で迫る日本軍は非常に恐かった。
・本土に迫るにつれて、特攻を始めとする日本軍の反抗は非常に激しく本土上陸作戦の再考をせざる得なくなった。
・本土上陸をさけるために原爆投下し、戦争を終結さえた。
つまり、特攻は原爆投下の原因のひとつになったと結論づけていました。

返信が遅くなってすみません・・・

■fuyunekoさんへ

コメントありがとうございます。

>・本土上陸をさけるために原爆投下し、戦争を終結さえた。

原爆投下のいきさつについては、まだあまり勉強していないので詳しいことはわからないのですが、これ、ホントでしょうか・・・?
あとづけで原爆投下を正当化する理由に使われたような印象を持ってしまいますね。

本土上陸作戦再考の一因になったというのは、過去エントリーで私も書
いております(^^


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