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身につけたい「メディアリテラシー」   

先日、ネットでニュースを見ていたら、思わず笑ってしまうページがありました。

世論調査「日本は美しい」は10% - goo ニュース
(キャッシュはこちら)

japan_is_beautiful 








←画面もキャプチャしておきました。
   (クリックすると拡大しますが、ちょっと見づらいかも)


内閣府の「「美しい国づくりに関する特別世論調査」の概要(PDF)」の発表を受けた報道なのですが、同一のソースでもそれを伝えるメディアによってこんなにも印象が違う2つの見出しが、見事に並んでいるところがおかしかったわけです。

「日本は美しい」は1割強 内閣府の世論調査(共同通信) → キャッシュ

「日本は美しい」53%(産経新聞) → キャッシュ

どうしてこのような差になるのかは、記事内容を読み比べれば簡単にわかるのですが、ネットのおかげで各紙を簡単に比べられるようになり、このような印象操作が行われていることが広く知られるようになったと思います。この場合は、どちらが良いとか悪いとかではなく、一つの事実に対する人の受け止め方次第ということでしょうから大した問題ではないのですけどね。

この程度だったら大した問題ではないのでしょうが、政治問題化している歴史認識の話になると、選挙や政治、教育、外交まで少なからぬ影響を与えるものとなり、場合によっては国益を損なうことにまで繋がる可能性があるので要注意ですな。

「メディアリテラシー」が大切なのは特に政治系ブログを良く読む方なら認識されているとは思いますが、おかしなことに自分と立ち位置が反対のメディアだけを批判して、自分の主張に沿った報道は鵜呑みにされているところが少なくありません・・・・いや、人のことは言えません。私の過去エントリーも読み返すとずいぶんとおかしなところが沢山あります(大汗)。自戒のために削除や修正はせずに晒しておきますが・・・。

たとえば右側の方は、朝日などの左派系メディアを叩くことに余念がありませんが、右派系の産経などもそうとうに酷い印象操作や誤報(捏造?)、報道があるのに、右派に指摘されることはあまりありません。
最近で一番酷かったなぁと思ったのは、これ↓

(訂正前)
占領時、米軍も「慰安婦」調達を命令 ホンダ議員「旧日本軍は強制」言明(キャッシュ)

(訂正後)
占領時、米軍も「慰安婦」調達を許可 ホンダ議員「旧日本軍は強制」言明(キャッシュ)

まるで意味が変わってきますからね。この件は「美しい壺日記」さんが頑張っていらっしゃいましたが、元の記事を書いた古森氏のブログでの対応が酷くてあきれたものでした。

また、下記の記事も、産経の印象操作の類でしょう。

「団体旅行ビザ発給、在中国全公館に拡大 見切り発車懸念 不法残留温床に?」イザ!

どのあたりが印象操作なのかは、「Dogma and prejudice」さんが簡潔明瞭に指摘されていました。さらに「木走日記」さんが下記のエントリーで詳細に検証されていました。

昨日の産経新聞の紙面構成をメディアリテラシーしてみる~複数の記事を組み合わせて並べることにより、読者をある考え方に誘導しようとする試み

まぁ、マスコミなんて立ち位置はそれぞれ違っても、やっていることは似たり寄ったりですので、受け止める側は気をつけたいものです。

マスコミだけではありません。歴史問題についてもリテラシーを発揮しないと、とんでもない話を「真実」と信じ込んでしまうことになります。

政治問題化している歴史問題を調べるときは、特に要注意だと思います。「政治主張が前提の歴史認識」ですから、自分の主張に都合の悪い情報は、頭の中で咀嚼することなく無視・排除・中傷する人が多いからです。お互いに都合の良い話だけを切り抜き誇張して政治利用している・・・そんな話がネット上にも書店にも至るところに転がっていると思います。

異論を批判したりすることが目的化してしまうと、その異論の中にある貴重な情報が見えなくなってしまいます。
自分と異なる意見は、新しい情報源であり、自分が気づかなかった視点を教えてくれる貴重な宝と捉えたいものです。

受け止める情報をどのように頭の中で処理して判断するかは、個人々々にかかっています。
さて、あなたが史実だと信じていることは、はたして真実でしょうか・・・? (自戒をこめて)



私自身も過去一年あまりのエントリーで相当数のゴミをばらまいたという反省があります。
ですので、「考察NIPPON」で読んだ内容は、決して鵜呑みにしたり真に受けることのない様にお願いします(爆)

私は学校でメディアリテラシーを養う訓練をした方がよいと思うのですが、どうなんでしょうね。あと、児童小銃」さんの下記の記事は興味深いのでお薦めしておきます。

・ 児童小銃 - 視点・論点「まん延するニセメディアリテラシー」 

■参考リンク■
メディアリテラシー(Wikipedeia)
情報リテラシー(Wikipedeia)
児童小銃 - 視点・論点「まん延するニセメディアリテラシー」 





下記に私が読んだメディアリテラシーの勉強にお薦めの本を紹介しておきます。 

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「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ
谷岡 一郎
文藝春秋 2000-06
おすすめ平均 star
starモヤモヤとしていた疑問に明快な解答を与えてくれた一冊。しかもオモシロイ。
star『リサーチ・リテラシーのポイズンピル』
star社会調査の桃太郎侍、見参っ!
star極論のようで極論でない
star意図的に統計学を誤用すれば上手に嘘はつける‥という内容。

by G-Tools , 2007/07/08



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データはウソをつく―科学的な社会調査の方法
谷岡 一郎
筑摩書房 2007-05
おすすめ平均 star
starちゃうやろ それ!
star「マニュアルを作る側に立て」
starその情報は「真実」からどのくらいの距離にあるか
star『「社会科学」のウソ』ほどのインパクトはない(内容を考えると当然だが)が新書らしい一冊
star「エセ社会科学」を見分けるために。

「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ 食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉 現代の貧困―ワーキングプア/ホームレス/生活保護 iPhone 衝撃のビジネスモデル ソーシャル・ウェブ入門―Google、mixi、ブログ…新しいWeb世界の歩き方


by G-Tools , 2007/07/08


また、出版されたばかりで未入手ですが、いつも拝読させて頂いているブログ「ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報」のアルルの男・ヒロシさんこと中田安彦氏の『プロパガンダ教本』という本があります。


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プロパガンダ教本
エドワード バーネイズ 中田 安彦
成甲書房 2007-07-03

by G-Tools , 2007/07/08



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