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人間爆弾「桜花」について   

「神風特攻隊」や、最近映画化された人間魚雷「回天」と違って、「桜花」はあまり知られていない気がしますので、どんな特攻兵器なのか、もう少し書いておきたいと思います。

以前にも引用紹介した「特攻 最後の証言」より引用していきます。
4757213034
P.12~
現代航空戦闘の基本である誘導式ミサイルの先駆け。専門に開発され実用化された航空特攻兵器としては、世界唯一の存在となった。

この桜花は小型機の形状を持つが独力で離陸することができず一式陸攻の下部に搭載して運ばれ、敵艦近くで分離発進する方法をとった。
現代の航空戦闘の基本である誘導式ミサイルの先駆けとも言える。

うまく発進しえれば一発轟沈となり、必殺であるとともに必死の特別攻撃兵器だった。専門に開発され実用化された航空特攻兵器としては、世界唯一の存在となった。

また、桜花は自重こそ440キロだが、武装が1.2トン徹甲爆弾(機体前方が同爆弾)であって、前備重量2140キロは、一式陸攻の運動能力を制限させ、目標への接近前に母機ごと撃墜されることが多かったのである。


桜花を搭載した状態の一式陸攻


前部を取り外した桜花。黒い部分が1.2トン徹甲爆弾。
昭和20年3月21日、神雷部隊司令・岡村大佐の「護衛機不足により成算なし」という反対が押し切られ、第一神風桜花特別攻撃隊 神雷部隊攻撃隊が出撃したが、桜花を発進させえないまま陸攻機は前期未帰還、零戦隊は30機中10機が撃墜されて戦果を上げられなかった。

下の動画は、桜花を抱いた一式陸攻の編隊ですので、おそらくこの時の映像だと思います。一式陸攻は、重い桜花を搭載すると機動力が著しく落ちてしまうため、米軍機の攻撃を回避する動作もできないまま、機銃の餌食になってしまっています。
桜花を抱いたまま主翼が折れる一式陸攻が痛々しいです。。。。



この時は、桜花は15機が投入されましたが、上述の通り前期未帰還となり、その反省からその後は大編隊で行くことはせず、少数で出撃したようです。
その後、この戦訓から昼間の編隊攻撃を断念し、薄暮や黎明時に陸攻1~2機のみでの出撃を主に、10次の攻撃が敢行された。アメリカ軍からは日本語の「馬鹿」にちなんだ「BAKA BOMB」のコードネームで呼ばれていた。

下図は、米軍が作成した桜花の解説図。しっかりと「BAKA」と書かれています・・・。
(クリックすると大きくなります)
実際に特攻作戦に投入されたのは55機とされているが、生産数は改良型を含め750機ともいわれる。

生産数と使用された機数に大きな差があるのは、使用される前に終戦を向かえたということもありますが、空母信濃に積まれて広島県の呉に運ばれる途中、米潜水艦の攻撃で沈没してしまったこともあります。

この時は、レイテ決戦に参加させる予定だった桜花50機が一気に失われました。
ちなみに空母信濃は、大和、武蔵につづく大和型戦艦の3番艦になる予定が、途中で航空母艦に設計変更されたものです。

船体が大和と同じですから、世界最大の空母でしたが、突貫工事や試験の省略により、不完全なままの状態で進水したため、一度も実戦で使われることなく、就役後まもなく、50機の桜花とともに和歌山県潮岬沖で沈没してしまいました。

航空母艦「信濃」

(次回に続きます。 )

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コメント

昭和18年、ドイツにはフリッツXという史上初のミサイルがあったみたいです。リモートコントロールなだけあって無人です。日本では研究までで終わってしまったみたいですが。

>さき さん

フリッツXは知りませんでした。さきさんは本当に詳しいですね♪ 同世代の女性でそこまで知っている人はなかなかいないでしょう?
当時日本はドイツからいろいろな技術を輸入していましたし。
ジェット戦闘機「橘花」やロケット戦闘機「秋水」などもドイツの技術を輸入して作られましたし。終戦には間に合いませんでしたが。

橘花
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E6%A9%98%E8%8A%B1
秋水
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E7%A7%8B%E6%B0%B4

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