先日の長崎市長銃撃事件を受けた下記のような「集会のお知らせ」をあちこちで見かけるんですけど。
「民主主義を封殺するあらゆる暴力を許すな!え~とですね、どちらに向かって抗議行動されるのですか?どっかの組事務所に向かって抗議するのならわからなくもないですが。
長崎市長銃殺事件抗議 4・27集会」
(略)
呼 びかけ人:石坂啓(漫画家)、上原公子(国立市長)、内田雅敏(弁護士)、小倉利丸(ピープルズプラン研究所共同代表)、鎌田慧(ルポライ ター)、きくちゆみ(グローバルピースキャンペーン発起人)、斎藤貴男(ジャーナリスト)、佐高信(評論家)、高田健(許すな!憲法改悪・市民連絡会)、 富山洋子(日本消費者連盟代表)、西川重則(平和遺族会全国連絡会代表)、福山真劫(平和フォーラム事務局長)、森田ユリ(エンパワメント・センター)
(略)
共同アピール 伊藤一長長崎市長銃殺事件
民主主義を銃撃するあらゆるテロを許すな!
長崎市長が撃たれた。
17日午後7時50分ごろ、伊藤一長長崎市長は選挙遊説からの帰り、選挙カーを降り事務所に向かう途中だった。市長は背後から暴漢に2発の銃弾を受け病院に搬送された。医師たちの懸命の治療も虚しく翌18日未明、核廃絶をたたかい続けた伊藤市長は帰らぬ人となった。
私たちは核廃絶と平和運動の道半ばにして斃れた氏の無念を思う。心痛の極みにあるご家族には、おかけする言葉すらも今はない。氏のご冥福を心からお祈りする。
そ の場で逮捕された実行犯、城尾哲弥の凶行の動機は私怨とも報道されている。しかし市政にたいする不満であることにはまちがいはない。政治家が 政治活動のさ中に、衆人環視の路上で命を奪われたのだ。民主主義の最大の行為である選挙を銃撃したこの蛮行に私たちは満腔の怒りをもって断言する。
民主主義を殺すな。
長崎市で市長が撃たれたのは、これで二度目となった。昨年は加藤紘一元自民党幹事長宅が右翼によって放火された。その前には朝日新聞の阪神支局 が銃撃され記者が殺された。この国に民主主義を脅かすテロが横行している。これを憂慮しつつ座視してはならない。それは、民主主義を踏みにじろうとする者 たちに手を貸す結果にしかならないからだ。
いまこそ精一杯の声をあげよう。
みなが一人ひとり勇気をもって声をあげ、抗議の嵐を巻き起こそう。
民主主義を封殺するあらゆるテロを許すな!
事実関係もハッキリしないうちに、(警察の捜査さえ始まったばかりでしょうに)右翼の仕業による言論テロと決め付けてのこの行動、逆の意味で感心するしかありません・・・。
福島瑞穂もおかしなコト言ってるし。
福島みずほのどきどき日記 2007年04月18日(Wed) (キャッシュはこちら)
(一部引用)
伊藤市長の殺害に怒りを感ずる。
事故をめぐる市の対応に不満があったと報道をされている。
そうかもしれないが本当にそうだろうか。
伊藤さんは市長になってから、政府に対して、非核3原則の法制化を強く求め、またアメリカに対して核実験についてきびしく批判もしてきた。
伊藤市長が政府などにきびしく迫ってきたことと今回の殺害は無関係だろうか。
選挙期間中の殺害は何が何でも次回市長にさせないぞという政治的主張に思える。
時代が悪くなっていると思うし、時代の危機を感ずる。
この人達、本当に思想と関係ない犯罪の可能性を考慮することとかできないのでしょうか?
民主主義への挑戦に立ち向かうのは結構です。しかし、長崎の事件の背景はいまだに見えない部分がありますが(見えて来るとも思えない)、サヨクが「右翼」と「暴力団」を完全にイコールで結びつけて考えているのもおかしいでしょ?
戦前は確かに右翼の血盟団事件とかありましたが、戦後は左翼の方がむしろ好戦的ですし、妄信的で突飛な発想と、ステレオタイプから一歩たりとも脱せない頭の固さは、カルト宗教っぽくて怖いよ。
どうしてこんなに直情的な考え方しかできないのだろうと思っていたら、「玄倉川の岸辺」さんのエントリーでなるほどと思うことが書かれていました。
「興奮しやすい「良識的」マスコミの恐ろしさ」
昔も今も、日本の「良心的」マスコミは実に正義感が強く興奮しやすい。
戦前・戦中・戦後と時代は変わり、国粋思想・軍国主義からコスモポリタン・平和主義に思想は変わっても、彼らの体質は何も変わらないようだ。
今回の長崎市長銃撃事件における「テロだ!」「平和運動と民主主義の危機!」「首相は強い怒りを示せ!」という連鎖反応は、70年ほど前に中国で居留日本人が襲われたとき起きた「暴支膺懲!」「利権の危機!」「政府の弱腰を許すな!」という反応と似てはいないか。
たしかに、彼らの思考パターンが戦前と似ている部分があるといわれれば、そうかもしれません。残念ながら、良くも悪くも、こういう反応をしがちなのが「日本人的」と言えるのかも知れません。
でも、もし、そうだとしたら、過去の戦争から学ぶべきは、こう言う直情的な判断をしがちな「日本人の弱点」を自覚し、冷静に状況を分析判断し、「最優先すべきは何なのか」を見失わないようにするコトと言えませんかね?
もひとつ、サヨクへのツッコミでなるほどと思ったmiracleさんのブログをご紹介。
「裕仁が神だと思われてたらよかったのに」
おいらに言わせれば先帝陛下を皆が神だと思ってその発言を尊重し、そのとおりに動いていたら太平洋戦争なんて起きていないよ。と笑いたくなります。
(略)
「陛下の手を捻り上げてでも抗戦すべき」とか「天皇らしくない天皇は替えてしまうべき」とか不敬の極みとしか思えない発言も軍部からぽんぽん出てくる。神としてあがめられているのならこんなことが起こるかよと思います。
(略)
結論としては、先帝陛下を神と思わなかった連中が日本を戦争へと導き、本土決戦に持ち込んで日本を破壊しようとしたと思っています。サヨクにはその理解が根本的に欠けています。
妄信的、狂信的だから偏った情報で画一的な見方しかできない上に、感情的で自分こそが正義だと信じて疑わないサヨク・・・。本当に日本を危なくしているのはサヨクなんじゃないですか?
とにかく、人の死を政治利用するあの人達の感覚が、私はたまらなく嫌です。
(しかし、左翼からも信用されない朝日新聞っていったい・・・。)
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