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やまとことば-1   

先日、「明日へ架ける橋」さんのエントリーで『やまと言葉』のことを取り上げていらっしゃいました。大変興味深いお話なので、ぜひ、読んで頂ければと思いますが、私も『やまと言葉』には関心があったので少し前にこんな本を読んだことがありました。

ひらがなでよめばわかる日本語のふしぎ
中西 進
4093874522



最近は固いエントリーが続いたので、ちょっと一息入れてこの本から少しご紹介してみようと思います。

そう言えば、「日本についての豆知識」というカテゴリーを作っていたことさえすっかり忘れていましたし(^^ゞ
「考察NIPPON」ですから、日本についてのこんな話題もたまにはいいでしょう。


まず、『やまと言葉』って何? ってな方もいらっしゃるでしょうから、先にちょっとだけ解説部分を。


P7.~
日本は歴史始まって以来、たくさんの外国語を受容してきたので、それらをごちゃまぜにして考えてみても、日本人の基本の考え方は出てこない・・・
(略)
そこで必要なことは、基本の日本語に限定して、日本人の思考や感情を考えることから始めること・・・
(略)
今日、私達は漢字とかなを交えて言葉を書きます。その時の漢字とは中国からの借り物ですから、漢字で日本語を表現した瞬間に、もう日本人古来の考えからずれてしまいます。中には漢字の当て字というものまであって、全く違う意味になってしまうものもあるのです。反対に、かなで書けばことはすむのかというと、「曖昧」のように、本来、漢語のものもある。

だからこそ、基本の日本語で考えようと言うことになるのですが、それは、いわゆる「やまとことば」です。学校で音と訓の区別を習ったと思いますが、その訓が、ほぼ「やまとことば」です。

そもそもの日本人の心を知るために、まず漢字を取り払ってみましょう。「は」とは、歯でも葉でも端でもあるのですから、「漢字で書くと別だ」という考えを捨てて欲しいのです。
ちょっと考えてみればわかることですが、中国から漢字が伝わる前から日本に住んでいた人は日本語で会話していたわけで、後から入ってきた漢字はその日本語に当てはめていった、ということなんですね。

では、今日は軽めに体の話を少し引用して紹介します。 

P.21~
「からだ」は、「から」に接尾語の「だ」が付いたことばです。「から」というのは幹のことで、死んだ体の「なきがら(亡骸)」、稲の茎の「いながら(稲幹)」、干した芋の茎の「いもがら(芋幹)」、そういう「から」と同じ。根幹のことですから、「から」とは、「そのもの」という意味ももちます。

ところで、体のことを「み(身)」ともよびますが、「からだ」と「み」はどう違うのでしょう。

「み」は、果実の実と発音が同じです。「からだ」は、それこそ木の幹が伸びて枝が出るように黙っていても成長しますが、「み」は自らの努力なしには成熟していくことが出来ません。さらに「み」は、努力して経験を積んだ成果として、木の実のように「みのる」ものですから、「からだ」のように、事故やけがで損なわれることはない。

例えば、よくない行いから悪い結果が出ることを「身から出た錆」とは言うけれど、「体から出た錆」とはいいませんね。ほかにも、「身をもち崩す」「身の上話」という時の「み(身)」は、まさにその人自身の中身を伴いますが、一方「からだ」は、体をこわす」「体が丈夫」などと、身体の機能や状態を表すのに使います。

さて、体からは手足が突き出ています。古代人は、この手足を「えだ」とよびました。木の幹から枝がつんつんとつきだしている様子が目に浮かびませんか。



他にも、この本には「へぇ~」と思う話が満載ですので、時折息抜きにご紹介していこうと思います。

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コメント

やまとことば

アップされましたね、
読んでいてなかなか楽しい本のようで、私も欲しくなりました。
漢字使用以前の日本語の語源のような
ものでしょうか。
けれども、これを知っていると、話題が確実に豊富になって、子どもたちに話したら、大変興味を持つように思います。
こんなところからも、日本の子どもたちに、日本精神を教えられそうですね。

TBありがとうございました

この本、とても参考になりました。
著者の中西進氏が、巻末で述べている通り、

>「先生、そのようなことがわかる本を教えてください」
「いや、ありません」
「それじゃ、早く先生が書いてください」

私が、いくら図書館などで探しても、専門的な研究書が見つからないわけです(苦笑)。

よい本の紹介、本当にありがとうございました。
また、情報があれば、是非ともご教示ください(礼)。

>小楠さん
この本を読了して感じたのは、古代の日本人がいかに自然との共生を大切にしていたか、でした。
きっと、自分の体も自然の一部と考えていたのでしょう。日本人の精神性を知るためにも「やまとことば」を教えるのはいいですね。

この本、おしょうさんも気に入って頂けたようですし、自信を持っておすすめしますよ(^^)

>おしょう さん
たまたま私が持っていた本をご紹介しただけですが、気に入って頂けたようでホッとしました。

この類の本があまり無いと言うことは、殆どの日本人が自分たちが使っている言葉の本来の意味を知らないと言うことなんですよね。学校で国語を教えている先生でさえ、やまとことばを知らない人がいるかも知れません。
漢字の成り立ちなどは習いましたが、日本語のなりたちは習いませんでしたから・・・。

やまとことば

ちょうど探していた本のような気がします。
ぜひ読んでみます。

漢字はえらい。でも。。。

はじめまして。漢字に隠れてしまったひらがなことばに興味を持っています。●最近、『「漢字廃止」で韓国に何が起きたか』 呉 善花、という本を興味深く読みました。著者が言うには、韓国語が漢字を廃棄したせいで、韓国人の抽象的・文化的な思考力が低下したそうです。韓国では、大学生が図書館の蔵書を読むことができないのだそうです。ただ、漢字を復活しても、韓国語には便利な「訓読み」がないので、漢字はそのまま外国語だとも書かれていました。●私は、漢字をなるべく使わないとすることには抵抗を感じますが、だからといって、日本人が古来のやまとことばに対する意識がうすいことは大きな問題だとも思います。●しかし、それにしてもやまとことばの土台の上にうまく漢字文化をのせてあやつる日本人の言語感覚の絶妙さ?にも感心してしまいます。
ではでは。。。

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