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レビュー『「満州国」見聞記」リットン調査団同行記』   

右側コラムに貼ってあった「今、読んでいる本」の『「満州国」見聞記」リットン調査団同行記』を読み終わりましたのでレビューを書いてみようと思います。

「満州国」見聞記―リットン調査団同行記
ハインリッヒ シュネー Heinrich Schnee 金森 誠也
4061595679


著者のハインリッヒ・シュネーはリットン調査団を構成する5人のうちの一人でドイツ人です。本書を読むとわかりますが、南満州鉄道の爆破現場(柳条湖事件)だけでなく、約3ヶ月間にわたって日本→中国→満州と視察していたんですね。本書は同行記なので、当時の日本や中国の様子が分かる本になっています。シュネー氏の筆致はどちらの国に肩入れすると言うことなく、淡々と印象を述べているので読みやすい本でした。ただ、報告書のことについては最後の第7章で述べられているだけなので、リットン調査団の成果物そのものについてはこの本だけではあまり知ることは出来ません。

しかし、当時の日本や中国、そしてシベリア鉄道で帰国する時に目にしたソ連の悲惨な状況を極力客観的に記しているので、歴史資料として価値がある本と言えるでしょう。日本では昭和天皇皇后両陛下や犬養首相、荒木陸相、中国では汪兆銘、蒋介石、汪兆銘、溥儀など当時のキーマンと直接面談していることも興味深いです。


もし、お気に召しましたらどうぞ(^^ゞ




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