いま、原発事故で多くの人が感じている不安や水買い占めなどのパニックは、結局のところ知識不足からくるものかと思います。
(マスコミの報道の仕方にも大いに問題があると思いますが)
今週の月曜日(3/21)に福島で行われた「福島原発事故の放射線健康リスクについて」という講演がネット上で公開されていて、私は大変参考になりましたので紹介したいと思います。
講師は、被爆地の長崎、そしてチェルノブイリ事故の研究を重ねられた、長崎大学の山下教授、高村教授で、この分野での国際的な権威だそうです。
少々長いですが、住民向けのものですので聞けば理解できる内容ですし、無用な不安は取り除かれ、安心できるかと思います。
3月21日「放射線と私たちの健康との関係」講演会パート2 (約47分)
パート2の方は、いま一番放射線について不安を抱えている福島の聴講者からの質疑応答です。
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考えてみれば、アメリカやソ連、中国などが競って大気中で核実験を行っていた1950~1960年代に比べれば(1962年はアメリカだけで100回以上)、ってな気もしますし、日頃不摂生な生活をしている方は、そちらの方が健康リスクが高いかな、と(笑)(←私を含む)
しかし、今、東京であわてて水を買い占めている人たちは、すこしは一歳未満の乳児がいる家庭のことを考えて欲しいものですね。
なお、この講演情報は、福島を拠点に世界的に活躍されているエアロバティックス・エアレースパイロットの室屋義秀氏のblogで知りました。