fc2ブログ

「多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない」(カエサル)
「自分の正しさを雄弁に主張することのできる知性よりも、自分の愚かさを吟味できる知性のほうが、私は好きだ」 (内田 樹)

考察NIPPONの書斎
このブログを書く上で参考にした本の一覧。現在194冊考察NIPPON-別館明治~昭和初期の貴重な動画を集めるブログ
(考察NIPPONの別館です)

近代日本動画資料室 更新情報

RSS表示パーツ

いま読んでいる本

おすすめの本

















↑この本の関連エントリーリストはこちら





カウンター(試験設置)

TOP > CATEGORY - 外交

震災支援活動で中国の対日好感度が上昇したらしい件について   

日本などにとっては、大規模な天災が発生すれば他国にも支援を行うのが当たり前という感覚があると思いますが、それにしても反日感情を持つ人が少なくない中国でそんなに急変するものだろうかと、最初は怪訝に思っていました。

受け入れが遅れながらも派遣された救援隊についても、生存者救出という成果を出せなければ、好転した対日感情も元に戻ってしまうかも、と想像していましたが、そんなこともないようで、どうやら本当に日本に感謝している中国人が多いようです。

なんでかな、と考えてみると、現在の中国人が大災害に見舞われた時に、他国から支援を受けた経験がほとんないからなのかもしれませんね。


このエントリーには続きがあります→【続きを読む】

スポンサーサイト



本日2月22日は竹島の日です   

間違っていること、筋の通らないことがあっても、「和」を重んじるあまりに主張することをためらってしまいがちな日本人。以前にも書いたと思いますが、「和」を重んじるのは日本人の美点でありこれからも大切にしていくべきですが、「外交」となると話は違います。「和」を重んじるあまり、自国の財産を強奪されても、自国民が理不尽な目にあっても何にも主張しないようでは、魑魅魍魎が跋扈するような外交の世界ではなめられるばかりです。

このエントリーには続きがあります→【続きを読む】

事実を重視する日本と、重視しない外国-2   

前回のエントリー「事実を重視する日本と、重視しない外国 」を書きながら、日本の外交、そしてそれを見守る日本国民も海外のこの特性を理解しておくのは、とても大切なのではないか、と感じました。

日本人が「論より証拠」といって、事実を重視する傾向はあえて言うまでもありませんが、ネットの掲示板の議論でよく見かける「ソースは?」ってのもその一例でしょう。

逆に、外国人のこの特性が良く現れるのは、国益がぶつかり合うような外交交渉等の場でしょうね。
特に日本人が忘れてはならない「東京裁判」などはこの典型的な例なのかなと思います。アジアを再侵略しているその現行犯が「日本は侵略戦争をした」といって戦勝国側の虚実ないまぜの屁理屈が押し通されたわけですから。

それでも、今は西洋人に対して良心に訴えればきちんと理解してくれることも決して珍しくはないですし、日本も筋道建てて主張すべきところはきちんと主張していくのが良いかと思います。
もしかすると、未だに「原爆投下は戦争終結を早めたから良かった」論を唱えるアメリカ人も、心の底では「そうでも主張しておかないと、大虐殺を行ったという事実に自国のプライドがズタズタにされてしまう」というジレンマと戦っている人も中にはいるのかもしれません・・・(あまいか?)

それに対し、今でも「証拠より論」、さらに「論より感情」の外交を展開するのが、特定アジアですね。個人レベルでもその傾向が良く現れるのかなと感じます。中国・韓国で仕事の関係などで暮らしている方などのブログを拝読するとそんな例を見かけることがよくあります。

たとえば、日韓翻訳チャットがテーマの月見櫓さんの「いつものパターン」というエントリーで分析されている韓国人の言動もあてはまりそうです。ちょっと引用させていただこうと思います。

彼らのパターンなのですが、彼らは自分の主張に対して証拠や資料、論拠を提示することはほぼ絶対にありません。あってもせいぜいEnjoy Koreaくらいです。

逆にこちらの主張に対しては必ず証拠を出せの資料を見せろのと騒ぎます。たいていの場合「そんなことできないと思うけど」「証拠なんて無いと思う けど」という台詞がつきます。この台詞は某脳足りん君ブログでもご覧になった方がいらっしゃると思いますが、彼らは何故か日本人が証拠無しに主張している と確信しています。
日本人の主張にも証拠(という「事実」)がないと思いこんでいるのは、議論においてもともと証拠をさほど重視していない国民性の表れなのかもしれません。でもここをおさえておくと、理不尽な言いがかりをつけられても立腹するのではなく、「あ。またやってやがる」位の気持ちで見られそう(笑)

外交においても、『外国人は自国の国益が左右される場面ではこう言う主張を展開する人達なんだ』という認識を前提に、日本なりの戦略を立てれば、中韓の理不尽な日本批判も、ただ突っぱねるたり事実を述べて反論するだけでなく、彼らの思考パターンを前提に戦略的に考えることが大切でしょう。

「中韓を黙らせるにはこう主張しろ」と書いた本も出ているようですが(私は読んでいませんが)、証拠を並べて論理的に彼らを論破しようとしても、このように国民性が違うのですからその手法では無理かもしれませんね。

また、嫌中・嫌韓がテーマのブロガーさんも多いですが、怒るだけでは疲れてしまいますので、たまには論破する以外の戦略を考えてみるのも面白いかもしれませんよ。



「じゃあ、おまえはどうすりゃ良いと思うんだ?」というツッコミに対しては・・・ん~、ムズカシイ(^_^;

まじめに考えれば、開国以来日本にやってきた数多くの欧米人達が日本の良いところに感心し、自国で日本を紹介する本を多く出版してきたことによって、本当の日本への理解を深めてきたのと同じようにできればいいんですけどね。中韓の今の政治体制ではそれはムズカシイ・・・。

だとしたら、いっそのこと日本人らしさを脱ぎ捨てて、彼らと同じように多少汚い手でも使って打ち負かすしかないのか?
しかし、自分のことは棚に上げ、主張の一貫性など気にせずに、持てる力を振りかざして大声で主張するという恥知らずなことをできる日本人なんているのか!?
  ・
  ・
  ・
  ・
  ・
  ・
  ・
  ・
  ・
いたっ!  マスコミだ!(笑)


日本のマスコミって、よく考えたら中韓っぽいもんなぁ(^_^;

では、マスコミの中から特にディベートに長けた者を選抜し、反日的な部分を取り除いて愛国心を養い、日本の国益重視の人材を育成する・・・。その人材を集めた外交最前線の部門を外務省の中に設立するというのはどうか?
間違いなく日本人離れした強力な外交部隊になるぞ!
そして、そのリーダーは中華的生活「多少銭?」の五十嵐らんさん♪
猛烈な議論になった時、らんさんのとどめのセリフ「メンツは日本人にもあんだよっ!」でイチコロ♪


すいません、最後は妄想になってしまいました(^^ゞ

関連エントリー:
事実を重視する日本と、重視しない外国


もし、気に入られましたら応援クリックよろしくです<(_ _)>
 ブログランキング・にほんブログ村へ     

コメントもお気軽にどうぞ

日本人はなぜ日本を愛せないのか
鈴木 孝夫
4106035596


世にも不思議な中国人
五十嵐 らん
4847016521

事実を重視する日本と、重視しない外国   

今回も、「日本人はなぜ日本を愛せないのか」から引用してみます。

日本が外国とつきあう上で知っておいた方がよいと私が感じた部分からです。

筆者は、世界的に見ても日本人の外国観は独特であり、それを外国との根本的な違い「ファクトとフィクションの対比」として表現しています。
(日本がファクト(事実)で、外国がフィクション(虚構))

これだけだとわかりにくいですが、具体例として捕鯨問題を挙げて解説されています。

P.140~
日本人は国内が比較的等質であったため、フィクションよりもファクトを重視し、それに基づいて考え行動する傾向が強いのです。ファクトを重視する文化とは「論より証拠」を求めるもので、これに対してフィクション重視とは「証拠より論」、つまり「言葉」が優先する文化といっても良いでしょう。
(略)
ファクトつまり事実に基づいて考え行動する日本人は、学者や専門家で構成されている国際捕鯨委員会の科学小委員会で資源の回復が著しいミンク鯨などは捕鯨の対象にして構わないと主張し、その考え方の正しさはいつも認められています。しかしいろいろな思惑があって捕鯨全面禁止の声を上げる欧米側が、鯨を食べるどころか見たこともないアフリカの小国などの票をたくさん買収して多数派工作をした上で、総会においてなんだかんだと日本の提案にケチをつけていつも否決してしまうわけです。

歴史的な事実としては、世界の鯨を大西洋から始めて太平洋にまで進出して百年以上も取りまくり、しかも自分たちの欲しい鯨油のとれる部分以外は邪魔だといって海に捨ててしまうような、貴重な生物資源の無駄遣いをやり続けてきたのは欧米人なのです。そしてそのことが、いろいろな種類の鯨が激減する原因ともなったのです。
ちょっと話がそれますが、以前に紹介した大川周明も欧米の捕鯨について書いています。大西洋の鯨がほとんど捕り尽くされ、その後北太平洋に鯨が多いことがわかってアメリカの捕鯨船がどんどん西に進み日本近海に出没することも多かったとか。なんで西洋人がそんなに鯨が必要だったかというと、ろうそくの原料にする油を取るためであり、何でろうそくがそんなに必要だったかというと、植民地からの富の収奪で生活が豪奢となり毎晩の宴会の場を真昼のように明るくするためだったとか・・・。

このエピソードから、私が何を言いたいのか。欧米人や中国人そして韓国朝鮮人をも含めたユーラシア文明に属する人々は、そのときそのときの都合で、前に自分たちがした酷いことなどすっかり棚に上げ、平然と相手を非難攻撃することを何とも思わないということです。理屈はどうにでもつけて、自分たちの目下の正当性を臆面もなく主張するフィクションの文化なのですね。日本人から見ると本当に「自分のことは棚に上げて」「臆面もなく良くそんなことが言えたものだ」「盗っ人猛々しいにもほどがある」とあきれるほどです。毛沢東が農業大躍進と紅衛兵革命で六千万ともいわれる中国人を殺し、さらにチベットでも大虐殺を行って、チベット文化を徹底的に破壊したのに、中国政府は一切これに触れず、「日本軍が南京で50万も虐殺した」といつまでも騒ぐことなどがその一例です。
(略)
それに比べて日本人は事実つまり共有されているファクトを前提として、その上にわずかなフィクション性を持つ議論にしか慣れていません。というのも国内がこれまで文化的に比較的等質であったため、自分が信じてもいないこと、あるいは嘘だとはっきり自覚していることを、いかにも本当らしく筋を通して述べ立てることは、国際レベルから見ると全く経験不足なのですね。

良く日本人は相手を理路整然と言い負かす議論、たとえば英語でのディベイトが下手だから、この力をもっとつけなければ国際交渉に負けてしまうといわれますが、この力は簡単につくものではありません。単に外国語が巧く使えるかどうか以前の、もっと深いところに問題があるからです。
ディベイトとは相手を言い負かすためには事の真意を問わず、ただ巧い屁理屈を並べ立てる技術、言語ゲームに他なりませんから、日本人が弱いのは当然なのです。アメリカの裁判では、明らかに有罪な人間を言葉巧みに無罪にしてしまう弁護士が有能とされるのも、社会全体がフィクションに対して、元々日本ほど抵抗を感じないからなのです。
筆者は上述のようなもう一つのわかりやすい例として、イスラエルのことを挙げています。

「ここは大昔自分たちが住んでいたところだ」とか、「自分たちの信じる神様が、ここはおまえ達の土地だと仰せられた」という理屈、つまり自分たちが正しいと信じること、つまりフィクションを大声で世界に向かって絶えず言い続けなければ、現にパレスチナにはアラブ人が長らく住み着いているという事実、すなわちファクトに負けてしまう、と。

イスラエルの存在は彼らの主張するフィクションの中だけにあるのですから、そのフィクションを言い張ることを止めたとたん、国の存在自体が消えてしまうわけです。

ここまで読まれた方は、おそらく日本のすぐそばの国のことが頭に浮かんでいると思います(笑)

日本のように他国に侵略された経験がほとんどない国に暮らしているから、他国のこのような行動が奇異に映るのでしょうね。日本以外の多くの民族は、外国から侵略されて新しい統治者が現れた時、生きていくためには本音や事実がどこにあろうと、その状況に合わせた言動や振る舞いをしなければならなかったからこそ、事実を主張することなどあまり意味がなくなってしまったのでしょう。

過去に日本が関わった戦争の開戦に至るまでの経緯を見てみると、いかに外交に難儀してきたかがよくわかります。明治維新以来、驚異的なスピードで国力が欧米に追いついてもなお、交渉の場面ではかなわなかったといえそうです。

外交では上記の様なことををわきまえて、日本人らしさを脱ぎ捨てて望まなければならないのかもしれませんね。さもないと、いつか本当ににっちもさっちもいかない状況に出くわすことになるかもしれません。なにしろ、他国は事実関係は重視しないのですから、いくら日本が正論を唱えてもむなしいだけ、ってことも・・・。
ましてや、どこかの国が過去のことを取り上げて日本を批判するのを聞いた政治家が「他国に配慮しなければならない」なんて発言したら、それだけでスキを見せているのも同然ですからね。


少しでも参考になったと思われましたら、応援クリックよろしくです<(_ _)>
 ブログランキング・にほんブログ村へ     

コメントもお気軽にどうぞ


日本人はなぜ日本を愛せないのか
鈴木 孝夫
4106035596


中国の対日外交カードがばれましたね。   

おもしろいニュースを見つけたので、本日2本目です。

「歴史問題、永遠に言い続けよ」江沢民氏、会議で指示 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 【北京=藤野彰】

中国の江沢民・前国家主席(前共産党総書記)が在任中の1998年8月、在外大使ら外交当局者を一堂に集めた会議の席上、「日本に対しては歴史問題を永遠に言い続けなければならない」と指示し、事実上、歴史問題を対日外交圧力の重要カードと位置付けていたことが、中国で10日発売された「江沢民文選」の記述で明らかになった。 中国は胡錦濤政権に移行した後も一貫して歴史問題を武器に対日圧力をかけ続けており、江氏の指針が現在も継承されているとすれば、歴史問題をめぐる中国の対日姿勢には今後も大きな変化が期待できないことになりそうだ。
この記事には「靖国参拝」や「A級戦犯」という言葉は出てきませんが、中共が上記のような認識なら靖国参拝止めたって新しいイチャモンがでてくるであろうことは、言うまでもないですな。中共の実態をわかっている人達は、「靖国問題は外交カードにされているにすぎない。参拝を止めたって中共の態度は変わらない」って主張してきましたけど、この江沢民の言葉がそれを裏付けてますね。

さあ、このニュースに対して参拝中止を訴えてきた人達、特に媚中議員達のコメントを是非聞いてみたいものです。わくわく(笑)

(続き)
同文選(全3巻)は江氏の論文、演説などを集大成したもので、これまで未公開だった重要文献を多数収録。江氏は同年8月28日に招集した在外使節会議で国際情勢について演説、この中で対日関係に言及し、歴史問題の扱いをめぐる指針を示した。  それによると、江氏は「日本の軍国主義者は極めて残忍で、(戦時中の)中国の死傷者は3500万人にも上った。戦後も日本の軍国主義はまだ徹底的に清算されていない。軍国主義思想で頭が一杯の連中はなお存在している。我々はずっと警戒しなければならない」と述べ、日本の軍国主義はなお健在との認識を表明した。  さらに、台湾問題との関連で「日本は台湾を自らの『不沈空母』と見なしている」と批判、「日本に対しては、台湾問題をとことん言い続けるとともに、歴史問題を終始強調し、しかも永遠に言い続けなければならない」と指示した。  江氏は同会議の3か月後の同年11月に日本を訪問。滞在期間中は歴史問題を再三とりあげ、強硬姿勢を印象付けた。 (2006年8月10日19時35分 読売新聞)
かつての日本軍に残忍なところがなかったと言うつもりは毛頭ありませんが、当時の中国人も負けず劣らず残忍だったことはスルーですね。それに3500万人って、なんでしょう。いつもの実際の数字じゃなくて心の数字ですかぁ?
でも毛沢東が殺した数と勘違いしちゃったのかな(笑)

もう、こんな妄想を中共幹部や反日教育を受けた人達が信じ込んじゃっているんでしょうから、ホント怖い国です。
江沢民の息子が指揮していると言われている中国のインターネット検閲がなくなれば、目が覚める中国人も増えるかもしれませんけどね。でも、日本で仕事してたり留学していても日本は軍国主義と思いこんでいる人達がいるから、期待できないか・・・。

少しでも参考になったと思われましたら、応援クリックよろしくです<(_ _)>
       ブログランキング・にほんブログ村へ





日本の平和憲法を世界に広めたいと思っている人達にお願いしてみたい。   

議論を呼んでいる先制攻撃発言ですが、安倍官房長官や額賀防衛庁長官発言の趣旨は、「議論・検討する必要がある」ということであって、今の憲法や自衛隊装備では現実的に難しいから、政府内で検討するけど国民の皆さんも色々考えてみて下さいね、というメッセージにもなっていると思います。早速、各マスコミも取り上げてますし、ネットの掲示板やブログでも話題になっています。議論自体は大いに結構なことだと思いますし、私自身もいろいろな意見を目にして、あれこれ考えを巡らしてみたりしています。

また、暗に「日本の安全保障を日米安保条約に頼っているだけでよいのか?」という論点も国民に提示したことになると思います。今回の一連の報道の前には、北朝鮮が日本向けのミサイルを配備している(北朝鮮だけじゃないようですが)ことさえ知らなかった国民も意外と多いのかもしれませんので、議論が盛り上がることは歓迎して良いのかもしれません。

要は『日本国民の生命と財産をどうやって守るか』その手段を考えようと言うことですね。

ところが、今回の先制攻撃論を見ておそらくほとんどの日本人が想定できないような思考の飛躍をしているところが韓国です。このような議論が「朝鮮半島の緊張を高めたり事態を悪化させる」というのは、冷静に考えれば一理あるかなとは思います。しかし、なんでそれが「日本は侵略主義的」になるんでしょう??

韓国政府やマスコミが「日本は侵略主義だ」と主張するなんて日本人から見たら明らかに飛躍しすぎですよね。竹島は返せと言っても朝鮮半島まで分捕ってやれという意見は日本の中では聞いたことありません。韓国のこう言う発想は、竹島問題や反日教育の成果だと思うのですが、あきらかに日本を「誤解」している訳です。どう考えたって日本が侵略するなんてありえない。

私が一番避けたいと思うのは、誤解による喧嘩(戦争)です。日常の人間関係でも争い事は双方の誤解が原因と言うことも少なくないですよね。誤解さえ解ければあんなコトで悩んだり喧嘩しなくても済んだよなぁというのは多くの人が経験あると思います。これは国家間でも当てはまることがあると思うんですよ。それに、誤解によって人が死ぬなんてことほど悲しいことはない。

日米開戦の前も、アメリカ国内で反日感情を煽る為の嘘や捏造が(おそらくコミンテルンによって)まき散らされていたことはラルフ タウンゼント氏の「アメリカはアジアに介入するな!」を読むとよくわかります。そのような嘘によるアメリカ国民の誤解が無ければ、ひょっとしたら日米間の戦争に反対するアメリカ国内の世論が強くなっていたかもしれません。

韓国や中国が国民に対して幼い子供のうちから他国を憎むように教育し(悲しいことです)、政府もマスコミもそれを煽ってる・・・それらが無用な反日デモなどの争い事の一因でもあります。

さて、視点を変えてその誤解を解けないものか?と考えてみます。
外交努力ももちろん必要でしょうし、ネットでも日韓チャットなどを通して正しい情報と日本人の意見を伝えている方たち(例えば月見櫓さん)もいます。じゃあ、日頃から「日本の平和憲法を世界に広めよう!」と活動している人達はどうなんだろう?

「日本は平和憲法があるのだから、侵略主義なんて滅相も御座いません。誤解です!」と、近隣諸国に訴えたことがありますか?憲法9条を世界に広める活動に少しでも成果があるとするならば、中韓の方から少しは、日本は侵略主義ではないという声が聞こえてきても良さそうなものだと思うのですが、いかがでしょう? ご近所の国々は政策として反日を採用しているので馬耳東風かもしれませんが、少なくとも韓国マスコミは自国政府の批判も可能と言うことが最近の論調でも明らかですから、そこに訴えかけるというのは活動として充分アリでしょう。

それとも、日本の改憲勢力と戦うだけで精一杯で、他国に広めるどころではないのでしょうか?
日本の中で「9条は素晴らしいから世界に広めよう」「そうだ、そうだ」と仲間内で言っているだけなら、それは自慰行為と言われても仕方ないのではないでしょうか。

もちろん、私が知らないだけという可能性もありますので、彼らの活動成果を何かご存知の方はコメント欄ででも教えていただければ幸いです。



ちなみに、国際紛争を解決する手段としての戦争を放棄した国は、日本だけではなかったんですね。他に4ヶ国(イタリア、ハンガリー、アゼルバイジャン、エクアドル)がそのようです。
たとえばイタリア憲法の11条。
「イタリアは、他国民の自由に対する攻撃の手段、および国際紛争を解決する手段としての戦争を放棄する。イタリアは、他国と同等の条件で、諸国家間の平和と正義を保障する機構に必要な主権の制限に同意する。イタリアは、この目的のための国際組織を促進し、かつ助成する。」

また、駒澤大学、西修教授のウェブサイトによれば、侵略(征服)戦争の否認を訴えている国としては、ドイツ、フランス、バーレーン、キューバ、韓国など13か国・・・。
ん。「韓国 1987年 5条」?・・・竹島を武力侵略した後に決めたのかよっ!

このエントリーに何か感じるところがありましたら、クリックお願いします<(_ _)>


参考:
いろいろなことについて考えてみるブログ

世界の現行憲法と平和主義条項

4829503610アメリカはアジアに介入するな!
ラルフ タウンゼント 田中秀雄 先田 賢紀智
芙蓉書房出版 2005-07

by G-Tools



日本に住んでいた北朝鮮国会議員   

ぼやきくっくりさんのところで知ったのですが、今回の北朝鮮への制裁で「本国渡航後の再入国禁止」対象に6人の北朝鮮国会議員が含まれると安倍官房長官が明言したようです。
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2006.07.07)
■拉致も制裁の理由、総連6幹部も対象-安倍官房長官  安倍晋三官房長官は、7月6日、記者会見で、前日に決定した北朝鮮への制裁 措置について、「ミサイル発射を契機としたが、拉致問題について誠意ある対応 をしてこなかったことも総合的に勘案した」と述べ、北朝鮮による拉致も制裁の 理由の一つであることを明らかにした。  また、安倍長官は、制裁措置の中の「在日北朝鮮当局職員の本国渡航後の再入 国禁止」の対象として、在日で北朝鮮人民代議員(北朝鮮の国会議員)を務める 下記の6人が含まれることも、民間団体の講演で明らかにした。 ★最高人民会議第11期選挙(2003年8月3日)で人民代議員に選出された 朝鮮総連幹部6人 救う会メールニュース(2006.03.10)より 徐萬述(議長)三選 許宗萬(責任副議長)再選 梁守政(副議長・商工連会長)再選 金昭子(女性同盟委員長・元愛知県本部委員長)初選 朴喜徳(総連経済委員会副委員長・商工連顧問)初選 張炳泰(朝鮮大学長)初選
で、この6人なんですが、日本に住んでいるんだそうです。迂闊にも住んでいるとは知りませんでした(--;日本に住んでいる北朝鮮国籍の人全員に対してどうこう言うつもりは全くありませんが、国会議員となると話は別です。北朝鮮の国会議員の仕事といえば、言うまでもなく北朝鮮の国益最重視のはずですね。国会議員だからと言ってその国の国益を考えているとは限らないと言うお話は、日本については当てはまってしまいますが(--#)、独裁国家の国会議員なら北朝鮮のために活動しているのは疑う余地はないでしょう。
「渡航後の再入国禁止」と言うことなので、今日本にいるのなら渡航しなければそのまま日本に居続けることも充分あり得ます。いっそのこと「のし付けて送り返して」あげたらどうかと。

<追記>
mumurさんのエントリーを見て感動(^^;したので追記します。
この人も一緒に一緒にのし付けて北朝鮮に送ってさしあげたい(笑)



このエントリーがお気に召しましたらクリックお願いします<(_ _)>
   

中国が反日路線変更?   

中国は対日関係改善に動き出したと考えて良いのでしょうか?「魚釣島の日」制定進める運動を中止させたというニュースがありました。中共自身が反日機運を推進していたのにそれとは矛盾するような行動ですね。
「釣魚島の日」投票中止を指示=反日機運封じ込め-中国当局

このエントリーには続きがあります→【続きを読む】

北朝鮮はテポドンで人工衛星打ち上げ?   

明日(6/18)にでも発射される可能性が高いとされている北朝鮮のテポドンミサイルですが、人工衛星打ち上げではないか?とする報道が出てきました。

北朝鮮、「人工衛星」打ち上げか 科学者集め軌道計算

このエントリーには続きがあります→【続きを読む】

日本は軍事大国?   

世界の軍事費についての下記の記事によると、日本の軍事費は米、英、仏についで世界第4位、お隣の中国は日本に次ぐ第5位だそうです。


このエントリーには続きがあります→【続きを読む】

海外から日本への叱咤激励   

私が日頃拝見している原田議員のブログに、「EU議会、日本外交に喝!!」という感動するお話がエントリーされていましたので、恐縮ですが一部引用させていただきます。

このところ世界の各地、とりわけアフリカや南米で中国の進出が非常に目立っているが、日本は何をしているのか。日本はいつも中国から追いまくられ、悪者扱いされて隅っこで弁解ばかりしているようだ。日本は人権や民主主義を実現したアジアの模範的(モデル)国家であってそのことに自信を持って積極的に訴えれば必ず世界の国々は支持してくれる。もっと攻撃的(offensive )にならなければならない。
(下線 j.seagull)



このエントリーには続きがあります→【続きを読む】