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日中戦争下の日本-4 「国家総動員」がもたらした国民の地位向上   

0807

お知らせ:過去エントリ「斉藤隆夫の「反軍演説」は反軍ではない?」追記しました。
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今回も引き続き「日中戦争下の日本」(学習院大学教授 井上寿一著)から引用紹介していきます。



 


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今週の「日本列島プチ改造論」はおもしろい   

1940年の反軍演説の続きを書く予定でしたが、ちょっと脱線します。

毎週木曜日更新の「日本列島プチ改造論」というネット上のエッセイがあるのですが、今日の更新はおもしろくって、ちょっと紹介しておきたいたいなぁと思いましたので。

このエッセイはのちに書籍化される予定だそうでして、バックナンバーは掲載後3週間経過するとネットで読めなくなってしまいますから、早めに触れておきたかったというのもあります。


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私的情報整理法-便利ツール紹介   

「たまにはいつもと違う話題」シリーズ(なんだそれ?)の2回目。

ネットで情報収集している方に少しは役に立てるかも?ということで、自分が普段使っているツールを3つほど紹介してみます。

☆ WEBサイトに好きなようにマーカーできてしかも消えないツール。
☆ 軽くてマーカー出来る無料のPDFリーダー
☆ ソーシャルブックマークの乗り換え

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せっかく読んだものは、頭に入れておきたいし、あとから参照・利用できるようにしておきたいものです。

たとえば、私が本を読む時は、重要だと思ったり、あとで調べようと思った部分には傍線を引いたり付箋紙を貼ったりします。そして一冊読み終えると下の写真のような有様になります。

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戦前、昭和初期の日本のカラー映像(動画)   

前回書いたように、カラー写真で見ると、不思議と昭和初期のこともそんなに遠い昔のことではないように思えてくるのですが、記録フィルム(動画)でも戦前からカラーで撮影されたものはいくつかあります。

ちなみに、日本を映したカラー記録フィルムで最古のものは昭和7年(1932)のもののようです。
満州国建国、五・一五事件のあった頃ですね。

ネット上にもそういったカラーの動画がいくつかありますので、スクリーンショットで紹介してみます。

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66年前の今日4月18日、日本本土初空襲の日   

Map_of_Tokyo_and_China

1942年(昭和17)4月18日、66年前の今日は、日本本土が初めてアメリカの空爆を受けた日です。日本の歴史上、初めて空から敵の爆弾が降ってきた日です、

米軍指揮官の名前をとって「ドーリットル空襲(Doolittle Raid)」(またはドゥーリットル)と呼ばれます。

真珠湾攻撃からまだ間もない時期で、 アジア各地での破竹の進撃にまだ日本が酔いしれていた時、いきなり首都東京が空爆を受けました。他には川崎、横須賀、名古屋、四日市、神戸が空襲を受けています。


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日本人は文化・伝統を大切にしてきた・・・・か?   

時折コメントしていただくグリッティさんのエントリー「受け継がれている歴史と伝統」を拝読して、いつか書こうと考えていたことを思い出したので、記しておこうと思います。

もちろん、私も日本の伝統や文化は大切にしていきたいと思っている一人ですが、それでもまことしやかにささやかれる日本の「伝統」について「それって何かヘン?」と思うことが時々あります。

たとえば、かつての日本人の圧倒的多数が「武士」ではなかったにもかかわらず、「武士道」の伝統を日本人がみな受け継いでいるというような主張とか(笑)。


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やまとことば   

昨日(7/17)、どういうわけか、「やまとことば」で検索して拙ブログに来訪される方が突如急増したのですが、「やまとことば」関連で世間で何かありましたか??

過去、2度ほど「やまとことば」についてのエントリーを書いたので、検索で拙ブログがヒットしたのだと思いますが、最近来訪された方は、未読の方もいらっしゃるとおもいますので、過去エントリーへのリンクを張っておきますね。


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やまとことば-2   

エントリー本文の前にちょっとお知らせ。
ブログエディタを変えましたので、今回からエントリーの体裁が少し変わります。トップページでは、各エントリーは全文表示ではなく冒頭部分のみになります。全文は「続きを読む」をクリックして表示させる方式になりますので、よろしくお願いします。

今回も「ひらがなでよめばわかる日本語のふしぎ」からやまと言葉を少し紹介します。

ひらがなでよめばわかる日本語のふしぎ
中西 進
4093874522


本日は、「ち」についてです。
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やまとことば-1   

先日、「明日へ架ける橋」さんのエントリーで『やまと言葉』のことを取り上げていらっしゃいました。大変興味深いお話なので、ぜひ、読んで頂ければと思いますが、私も『やまと言葉』には関心があったので少し前にこんな本を読んだことがありました。

ひらがなでよめばわかる日本語のふしぎ
中西 進
4093874522



最近は固いエントリーが続いたので、ちょっと一息入れてこの本から少しご紹介してみようと思います。

そう言えば、「日本についての豆知識」というカテゴリーを作っていたことさえすっかり忘れていましたし(^^ゞ
「考察NIPPON」ですから、日本についてのこんな話題もたまにはいいでしょう。


まず、『やまと言葉』って何? ってな方もいらっしゃるでしょうから、先にちょっとだけ解説部分を。


P7.~
日本は歴史始まって以来、たくさんの外国語を受容してきたので、それらをごちゃまぜにして考えてみても、日本人の基本の考え方は出てこない・・・
(略)
そこで必要なことは、基本の日本語に限定して、日本人の思考や感情を考えることから始めること・・・
(略)
今日、私達は漢字とかなを交えて言葉を書きます。その時の漢字とは中国からの借り物ですから、漢字で日本語を表現した瞬間に、もう日本人古来の考えからずれてしまいます。中には漢字の当て字というものまであって、全く違う意味になってしまうものもあるのです。反対に、かなで書けばことはすむのかというと、「曖昧」のように、本来、漢語のものもある。

だからこそ、基本の日本語で考えようと言うことになるのですが、それは、いわゆる「やまとことば」です。学校で音と訓の区別を習ったと思いますが、その訓が、ほぼ「やまとことば」です。

そもそもの日本人の心を知るために、まず漢字を取り払ってみましょう。「は」とは、歯でも葉でも端でもあるのですから、「漢字で書くと別だ」という考えを捨てて欲しいのです。
ちょっと考えてみればわかることですが、中国から漢字が伝わる前から日本に住んでいた人は日本語で会話していたわけで、後から入ってきた漢字はその日本語に当てはめていった、ということなんですね。

では、今日は軽めに体の話を少し引用して紹介します。 

P.21~
「からだ」は、「から」に接尾語の「だ」が付いたことばです。「から」というのは幹のことで、死んだ体の「なきがら(亡骸)」、稲の茎の「いながら(稲幹)」、干した芋の茎の「いもがら(芋幹)」、そういう「から」と同じ。根幹のことですから、「から」とは、「そのもの」という意味ももちます。

ところで、体のことを「み(身)」ともよびますが、「からだ」と「み」はどう違うのでしょう。

「み」は、果実の実と発音が同じです。「からだ」は、それこそ木の幹が伸びて枝が出るように黙っていても成長しますが、「み」は自らの努力なしには成熟していくことが出来ません。さらに「み」は、努力して経験を積んだ成果として、木の実のように「みのる」ものですから、「からだ」のように、事故やけがで損なわれることはない。

例えば、よくない行いから悪い結果が出ることを「身から出た錆」とは言うけれど、「体から出た錆」とはいいませんね。ほかにも、「身をもち崩す」「身の上話」という時の「み(身)」は、まさにその人自身の中身を伴いますが、一方「からだ」は、体をこわす」「体が丈夫」などと、身体の機能や状態を表すのに使います。

さて、体からは手足が突き出ています。古代人は、この手足を「えだ」とよびました。木の幹から枝がつんつんとつきだしている様子が目に浮かびませんか。



他にも、この本には「へぇ~」と思う話が満載ですので、時折息抜きにご紹介していこうと思います。

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新カテゴリ「日本についての豆知識」追加しました   

本やネット、テレビなどで得た日本についてのちょっとした豆知識を入れておくカテゴリーを作ってみました。単に、私の知識整理に使用することになりそうですが(笑)、日本をちょっと好きになれそうなお話を書くときに使うことにします。
先週書いた日本人の得意技の話しもここに移しました。

で、今日は日本人の名前についての話です。

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どこでも寝られるのは日本人の特技?   

ブログのカテゴリーに「読書レビュー」を作ってあるのですが、読んでいる途中でも印象的だった部分や気になった部分があったら、引用して感想を書いておこうと思います。色んな本を読んでいると、あとで引用したい印象的な部分があっても、後でどの本のどのあたりに書いてあったか調べるのに大変なことになりそうなので、知識の整理にもなるかなと思いまして。

で、早速なのですが、今読んでいる「日中戦争見聞記 1939年のアジア」からのトリビア(笑)
コリン・ロスというドイツ人が書いた本なのですが、第1章は戦前の日本や中国の様子について書かれています。当時の日本の様子を外国人の視点で記述しているという点で以前のエントリーで書いた『「満州国」見聞記―リットン調査団同行記』同様に非常に興味深い本です。その第1章に次のような文章がありました。


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